ついに実(沢村一樹)が奥茨城村に帰郷するという、歴史的瞬間を迎えた有村架純主演の連続テレビ小説「ひよっこ」(毎週月~土曜朝8:00-8:15ほか、NHK総合ほか)。前回の本通信で最高視聴率を更新したと伝えたばかりだが、早速その数字も超えて見せ、23.7%という数字をたたき出すなど、確実に日本列島は“ひよっこ熱”に包まれた感がある。(数字はビデオリサーチ調べ、関東地区)
8月7日からの第19週では、みね子(有村)と父・実が田植えの季節に合わせて奥茨城村に帰るというシーンが描かれた。実が茨城に戻ってすぐ、久々に乗車したバスでの車掌・次郎(松尾諭)とのやりとりや、実の父・茂(古谷一行)ら谷田部家の家族との久々の一家団らん。
そして、田植えシーンでの弟・宗男(峯田和伸)とのハグに、柴田理恵扮(ふん)する角谷きよによる「初恋の相手ネタ」など、谷田部家を取り巻く全ての人々による温かなまなざしと気遣いが実を優しく包み込み、みね子はもちろん、美代子(木村佳乃)も、そしてひよっこ記者も感激しきりだったべ。
本作のあらすじを毎週紹介する連載「ひよっこ通信」。今回は第20週『さて、問題です』の第115~120回までの1週間をまとめて予習する。
そんな中、ひよっこ記者が気になった人物は、みね子の妹&弟コンビ・ちよ子(宮原和)、進(高橋來)だ。この2人、何と大人な対応ができる子たちだろうか。
普通であれば、久しぶりに会った父が記憶喪失と聞いても、「そんなの嫌んだー!」と豊子(藤野涼子)顔負けの立てこもりが合ってしかるべきところ、きちんと状況を把握し、それでも会えた喜びも見せつつ、あえて無邪気に甘えたかと思えば、宗男に「無理に思い出させようとがしちゃダメだよ、宗男さん、わがった?」とくぎを刺すあたり、超高校級ならぬ超子供級のそれだ。
2人の子供らしい無邪気さと大人びた配慮で、実もすぐに谷田部家で新たな父ちゃん像を築いていけそうな予感がすっぺ。ついでに、全然関係ないけんど、実のみね子へのぎこちない頬ムギュシーンも最高に良かったべな。っていうか、このドラマ頬ムギュ好きだな!(カミナリ風に)
さて、第20週の「ひよっこ」はどんな感じですかね~?
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