そしてついに迎えたファン感謝祭。ファンによる人気投票の結果、前年1位だった実々花が3位に転落し、萌が1位に輝く。メンバーや会場がざわめく中、実々花は淡々とスピーチをこなし、ケイタはそんな実々花をただ真っすぐに見つめていた――。
その後の特典会で咲良に連れられてきたケイタは、「何か言いなよ」と実々花に何か言葉をかけるよう言われる。するとケイタは「言いたいことありすぎて言えない」とだけ告げ、その場を後にするのだった…。
帰宅した実々花とケイタは、それぞれSNSで「テトラ 実々花」とエゴサーチをおこない、否定的な意見ばかりを目にしていた。そんな実々花にあかり(上西怜)は「どのポジションでも、テトラはテトラだよ」「萌の初センター、盛り上げようね」と励ます。
その後、テトラのメンバーたちのもとにマネージャーがやって来て、ある決定事項を告げる。それは、次回のシングルが両A面での発売になること、そして片方は予定通り投票で1位だった萌がセンターを務め、もう片方はドラマのプロモーションも兼ねて、これまで通り実々花がセンターを務めるという内容だった…。
単独でのセンターが叶わなかった萌は泣き崩れ、他のメンバーも複雑な気持ちになりギクシャクした状態になってしまうテトラのメンバーたち。そんな中、実々花は先輩女優(渋谷凪咲)と遭遇する。そして「人気投票でも順位落ちちゃったし…」と弱音こぼす実々花に、その先輩は「そんなこと…悩んでる暇あんの?」「期待されてるうちが華やで」と活を入れた。
その後実々花は、ケイタが“実々花への批判コメント”に対して一つひとつ反論のメッセージを送っていることを知る。そして思い悩んだ末、実々花はケイタに電話をかけ「ありがとう」と伝えるのだった――。
次話では、実々花がテトラを辞める決心を告げる様子が描かれる。また次回予告映像では、萌が実々花に“ファンとの繋がり”を問い詰め、「実々花のためにアイドルやってるんじゃないんだって!」と訴えるシーンも。テトラ崩壊の危機が訪れる第10話は、3月16日(土)の夜11時から放送予定となっている。
アイドルグループ「テトラ」のセンターを務める高校2年生の実々花は、アイドルとしての毎日に漠然とした違和感と不安を抱えていた。一方、夢や目標もなくいつも周りに合わせて生きている冴えない大学生・ケイタは、ある日知人に誘われたアイドルのライブで「テトラ」と出会い、実々花にガチ恋してしまう。
その後、「テトラ」のチェキ会で実々花と初めて話すことになったケイタだが、どういうわけか彼女に「死なないでね」と告げる。その一言が胸に刺さり、ケイタの存在が気になった実々花は、ファンとアイドルの垣根を超え、ケイタのバイト先である熱帯魚ショップへと向かうのだった…。
ケイタとの距離を縮める中、実々花自身も自分の存在意義を見出したりと、その存在は実々花の中で確実に大きくなっていき、2人は水族館デートををするなど距離を縮めていく。
しかしそんなファンとの“繋がり”がメンバーのサヤにばれてしまい、指摘されたことで実々花はケイタとの関係を断ち切る。落ち込むケイタに幼馴染の咲良は「試しに付き合ってみる?」と冗談交じりで伝えるが――。
◆文=ザテレビジョンドラマ部
※しずる・KAZMAの「Z」は正式にはストローク付き表記
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