富(白石加代子)と愛子(和久井映見)から、漫画家コンビ・啓輔(岡山天音)と祐二(浅香航大)が何日も帰っていないと聞かされたみね子たち。「夜逃げしたのでは?」と心配し、みね子も早苗(シシド・カフカ)も、自分たちの接し方がひどかったかなと反省する。
しかし、部屋で自分がモデルになった漫画を見つけたみね子は、一転して腹が立ってくる。さらには、何も知らずにのんきな様子で帰ってきた2人から「面白いけれど主人公が地味だ」と編集者に言われたと聞き、落ち込んでしまう。
見かねた秀俊(磯村勇斗)は、みね子の働きぶりが好きだと懸命に励ます。そして鈴子(宮本信子)に休みをもらうと、ある決意を持ってどこかへ出掛けていく。
一方、谷田部家では「みね子を仕送りから解放しよう」と緊急会議が開かれていた。実(沢村一樹)は宗男(峯田和伸)と滋子(山崎静代)に、みね子に頼らずに暮らしていくにはどうすれば良いか、これからの谷田部家の生計について相談する。
また、テレビ局へ出前に来たみね子と秀俊は、偶然、世津子(菅野美穂)を見かける。実を連れ出してからは一度も会っていなかった世津子のことが、みね子は気になってしまうのだが…。
今回は、人騒がせな漫画家コンビの1人・啓輔役の岡山天音について。
岡山は、2009年に「中学生日記」シリーズの「転校生・少年は天の音を聴く」でデビューし、ここ最近では“月9”ドラマ「貴族探偵」(フジ系)で、ザ・ゆとり世代の刑事を演じたり、映画「帝一の國」で副ルーム長・佐々木洋介を演じたりと、話題作への出演が続く個性派俳優。
武田玲奈とのW主演作である「ポエトリーエンジェル」や、荒井敦史とのW主演である「神さまの轍-CHECKPOINT OF THE LIFE-」(今秋公開予定)など、メインを張る映画も続々と決まるなど、バイプレーヤーの枠を超えて、活躍の幅を広げる期待の俳優だっぺ。
「ひよっこ」への出演が決まった際の会見では「僕はもともと連続テレビ小説の大ファンで、また、僕以上に母親も連続テレビ小説の大ファンで、毎朝欠かさず見ていました。今回親孝行をすることができて、とてもうれしく思っております」と語っていた岡山。
これが初参加となる朝ドラの舞台で、出番は少ないながらも個性的な役どころで大きな存在感を示している。
「途中参加ですけど、『ひよっこ』の一部になれるように、精いっぱい撮影していきたいと思っております」と語っていた岡山は、今や出演シーンがなくてもすぐそばに存在していそうな雰囲気を出しており、“有言実行”で朝ドラの一部になっていると言わざるを得ねえべな。
第21週では啓輔らの漫画もクローズアップされるこどだし、今後も「あかね荘」に、ひいては「ひよっこ」になくてはならない漫画家コンビの1人として、注目しておくべ!
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