<光る君へ>秋山竜次“実資”もギョッ 本人登場ナシでも存在感抜群の本郷奏多“花山院”に視聴者「お元気で何より!」

2024/07/15 16:50 配信

ドラマ レビュー

若かりし頃の花山天皇(本郷奏多)(C)NHK

名前だけの登場で沸く「お姿も拝見したかった」


親王時代から天皇としての在位中にかけ、“奇矯な振る舞い”がさまざま描かれた花山院。足で扇をもてあそぶのは序の口で、母親と娘の双方に手を付けた話をニヤニヤ語ったり、取り巻きの者たちの被り物をはぎ取ったり、女御・よし子(井上咲楽)との緊縛プレイまで…。たびたび強烈なエピソードを披露し、登場回には「花山天皇」「本郷奏多」などがしばしばSNSでトレンド入りを果たしていた。

そんな花山院だから今回も、会話の中でその名が登場しただけで本人の登場シーンがなかったにもかかわらず、視聴者からは「花山院、お姿も拝見したかった」「お元気で何より!」「せっかく歌を送ったのにディスられてる花山院ww」といった声が続々。愛されキャラっぷりを改めて印象づけた。

道長と仲がよかった花山院


番組公式サイトで紹介されている時代考証・倉本一宏さんのインタビューによると、実際に花山院と道長は仲がよかったという。「牛車に一緒に乗って花見へ行ったり、競馬(くらべうま)を行ったりしています」「それにこのころの花山院は和歌の世界に生きていますから、目立ちたかったのではないでしょうか」とのこと。こうした解説からも、花山院の個性的なキャラクターが垣間見えるようだ。

花山院への反響に加え、その歌をニコニコと運んできた行成にも「かわいい」「嬉しそうな行成くんが今回の隠れ見どころだった」、花山院の名に心の中で腰を抜かした実資にも「めっちゃ動揺してるの笑う」「花山院まで参加してると知ってヤベエってなってる実資さん最高だな」の声が上がった第27回は、Xでも「#光る君へ」がトレンド1位に浮上する反響。次回、第28回「一帝二后」では、道長が彰子を中宮に押し上げようとする展開が描かれる。

※「よし子」の「よし」はりっしんべんに氏が正式表記