玉山鉄二“鈴木”が清家の母・高岡早紀“浩子”にコントロール下に「あの子に力を貸してあげて」<笑うマトリョーシカ>

2024/07/27 21:46 配信

ドラマ レビュー

「笑うマトリョーシカ」第5話より(C)TBS

道上は、浩子と鈴木がつながっているのではいかと疑い始める


道上は、清家や鈴木が通っていた福音学園時代の元担任で、現在は学園長を務めている一色(東根作寿英)から話を聞き、鈴木は清家の母・浩子のことをよく知っていることが分かった。それで道上は、浩子と鈴木がつながっているのではないかと疑い始める。

道上のその疑念は本当だった。清家が高校生の時、彼の祖母が亡くなり、鈴木(西山潤)は清家(青木柚)の家を訪れた。そこに浩子がいた。清家と鈴木は長く話し込んでいたが、夜9時少し前に「一郎くんは遅いからもう寝なさい」と浩子に言われて、清家は自分の部屋に行ってしまう。

鈴木はそのことに驚いたが、浩子は鈴木のそばに座り、「仲良くしてくれて本当にありがとう。あの子、本当に頼れる人がいないから、俊哉くんたちの存在が本当に大きいと思うの。あの子に力を貸してあげて」と、手を握りながら話した。

手を握られて見つめらると、鈴木は浩子に逆らえない関係に


あの日から鈴木は浩子の術中に落ちたのだろう。大学生になっても「あの子と一郎くんを引き離してほしいの。お願い。頼れるのは俊哉くんしかいない」と、浩子に手を握られて頼まれると、恋人と別れさせるために動いてしまうほど従順な鈴木。

その関係に気付いていた美和子は「あの母親、鈴木さんのこともコントロールできてるんだろうなぁって」と、別れさせにきた鈴木にストレートに伝えた。美和子の言葉どおり、鈴木はすでに浩子のコントロール下だった。手を握られ、見つめられると何も逆らえない。しかも、越えてはいけない禁断の関係に。

「頼りにしてるわ。俊哉」と言われた鈴木は、一郎と美和子を強引に別れさせようとし、美和子は消息を絶った。

「笑うマトリョーシカ」第5話より(C)TBS

道上が病院で見かけた人物は、鈴木の妻だった


以前、鈴木が入院していた病院で道上が見かけた第2の謎の女性(真飛聖)がいたが、その正体も明らかになった。彼女は鈴木の妻・由紀で、元々は新日本新聞社会部の記者をしていて、現在は子会社に出向中だった。

清家が大学時代に書いたエリック・ヤン・ハヌッセンの論文が鈴木宛に送られてきて、何か違和感を覚えた由紀がそれを開封。夫が関わると危険なのではないかと心配し、以前から知っていた道上に、信頼できる人だと思って論文を送ったという。どうやら由紀は道上の味方になってくれそうな感じだ。

由紀の話によれば、鈴木は「浩子に殺される」とうなされていたこともあったみたいなので、鈴木の「清家を利用する」という企みがバレたのだろうか。それ以外に何か浩子の逆鱗に触れる出来事などがあったのか。2人のあの後の関係性が気になるところ。

◆文=ザテレビジョンドラマ部

※兼高の高は正しくは「はしご高」

「笑うマトリョーシカ」第5話より(C)TBS