岡田准一がブルース・リーさながらの格闘でテロリストを撃退<SP>

2024/08/16 18:00 配信

ドラマ レビュー

井上が的確に仕留める「こっそりと、速やかに倒していかないと」


第3話ではじっと様子を伺って、テロリストたちの動向を観察していた井上がラストで一気に動き始める。医師に扮した井上が「トイレに行きたいんですけど」と挙手をして、ロビーの死角へ移動すると、そこから目にも止まらぬスピードと強さで犯人をねじ伏せた。

第4話はテロリストへの反撃を開始した井上が、ナース長の富永と共に拘束されていた笹本を救い出す。犯人から奪った拳銃を使うのはどうかと提案された井上が、拳銃は音が出るからダメだと言って「こっそりと一人一人、速やかに倒していかないと」と目の色を変える。

そこからの井上は、院内にある薬品を武器に変えて、テロリストたちを次々とやっつける。階段を駆け上り部屋を異動しながら、巧みに集団から離して一人ずつ仕留めていくそのスピードと的確さは、さながらブルース・リーの主演映画「死亡遊戯」のよう。

“格闘技が大好き”だという岡田が、このドラマ「SP」をきっかけに大好きなブルース・リーの創始した武術・ジークンドーを習得して師範級のレベルに達したというのだから、その熱の入りぶりは本物。第4話のラストには主犯の金田もろとも吹き飛ばす爆破シーンもあり、見逃していた人も、改めて見返したい人も満足させるドラマシリーズとなっている。