伊藤沙莉が主人公を務める連続テレビ小説「虎に翼」(毎週月~土曜朝8:00-8:15ほか、NHK総合ほか※土曜は月~金曜の振り返り)。第23週となる「始めは処女の如く、後は脱兎の如し?」が9月2日(月)より放送される。
同作は、日本で初めての女性弁護士の一人で後に裁判官となった三淵嘉子をモデルにしたオリジナルストーリー。昭和の初め、女性に法律を教える日本で唯一の学校へ入学し法曹の世界に進んだ、伊藤演じる主人公・佐田(猪爪)寅子。出会った仲間たちと切磋琢磨しながら困難な時代に立ち向かい、道なき道を切り開く姿を描く。
第23週では――
昭和34(1959)年、直明(三山凌輝)と玲美(菊池和澄)の間に子供が生まれ、猪爪家はますますにぎやかになる。一方、星家では寅子(伊藤沙莉)と航一(岡田将生)が、認知症の症状が進行する百合(余貴美子)を支えていた。
そして東京地裁では、“原爆裁判”の準備手続が終了。いよいよ口頭弁論が始まるという時に弁護士の雲野(塚地武雅)が倒れてしまう。そんな中、原告・吉田ミキ(入山法子)は出廷を決意していた。
また“竹もと”で修業中の梅子(平岩紙)にも、人生の転機が訪れる。
――という物語が描かれる。
公式ホームページ掲載の予告動画は、「開廷します」という言葉から始まり、次々と“原爆裁判”に関するであろうせりふが流れる。
「原爆投下は人道に反する国際法違反であり…」「原爆投下が国際法に違反するのは明らかだと」「原告は“今”を生きる被爆者ですが?」「どこに助けを求めればよいと…」「そろそろあの戦争を振り返ろうや」「原告らの請求を…」
これらのせりふが流れると共に、法服姿の寅子、涙をひとすじ流すよね(土居志央梨)、厳しい顔の雲野、真剣な表情を見せる轟(戸塚純貴)、被爆の傷痕を見せる原告・吉田、苦しく悩んだ表情の航一、ひどく取り乱した様子の百合、哀愁のある表情で笑う竹中(高橋努)、深刻な面持ちの桂場(松山ケンイチ)の姿が映し出される。
そして最後は、擦れ違う寅子によねが口にした「意義のある裁判にするぞ」という一言で動画は幕を閉じる。
日本史上初めて法曹の世界に飛び込んだ女性・佐田(猪爪)寅子の人生に、この先さらにどんな展開が待ち受けているのか注目が集まっている。
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