新海誠「とても勇気づけられるし、憧れます」、映画「きみの色」全国公開に合わせ著名人らからコメント到着

2024/09/09 15:41 配信

映画 動画

荒木哲郎(アニメーター)コメント


ため息が出る美しさ。繊細にコントロールされた色、絵…すごい表現力!ラストも大いにアガりました。素晴らしかったです!自分はシスターの先生が可愛くて好きになりました!

久野遥子(アニメーション作家・映画監督)コメント


誰にも知られず、秘密の花園で踊るトツ子ちゃんのあまりのまばゆさに心を奪われました。高校生たちの柔らかい心の機微や動きを全編にわたってのぞき見できる贅沢さ。こんな美しい景色、本当は神さまにでもならないと見られませんよね。

新海誠(アニメーション監督)コメント


映画『きみの色』、試写でひとあし先に拝見しました!とても優しくて可愛らしく柔らかい映画だけれど、とても強い覚悟に満ちた作品でもありました。今、この作品を作り上げるなんて凄い、、、!企画を含め制作はきっと戦いだったのではないかと、勝手に想像してしまいます。とても勇気づけられるし、憧れます。

それぞれの映画に「色」があるとして、「きみの色」は世界に存在する色そのものを押し広げるような、目に映る色数を増やしてくれるような、そんな無二の映画でした。

瀬古浩司(脚本家)コメント


「きみの色」には全編を通じてある種の“退屈さ”が漂っているように思う。でもその“退屈さ”が心地良い。それはきっと高校生だけが持つことのできる特別な“退屈さ”なんだと思う。ドラマティックな出来事はそうそう起こらず、でも思い悩まずにはいられない(小学生や中学生が抱くそれとは別種の)問題を抱え込み、多くは解決できないままただ淡々と散文的に日々が過ぎ去っていく。

そんな日々にささやかな抵抗を試みる。それは例えば爆音で「ブルー・マンデー」を流してみたりして。高校生だったことがある人ならおそらく誰しもが経験したであろう“退屈さ”。それが僕はとても愛おしい。