<光る君へ>これこそソウルメイト…吉高由里子“まひろ”と柄本佑“道長”の対話に視聴者も感無量「深いところでつながっている」

2024/11/04 18:17 配信

ドラマ レビュー

「道長の魂が解放されて、三郎に戻った瞬間」


まひろがさっぱりした表情で「ならば私も一緒に参ります。私も、もう終えてもいいと思っておりました。この世に私の役目はもうありませぬ」「この川で2人流されてみません?」と語りかけると、道長はにわかに目に力を取り戻し、真剣に「お前は俺より先に死んではならん。死ぬな」と答えた。そして最後は、まひろが目に涙をためながら「ならば、道長様も生きてくださいませ。道長様が生きておられれば、私も生きられます」とほほ笑むのを見て、たまらず涙を流した。

穏やかな言葉で道長を励ますまひろ(吉高由里子)「光る君へ」第42回より (C)NHK


そしてまひろの書く物語は新たな時代へ…


穏やかな対話の中で、ボロボロになった道長が生きる気力を取り戻していく過程がじっくりと描かれたこの場面。

視聴者からも「心の深いところでつながっている2人。これこそソウルメイト!」「川辺のシーン、一言ひとことにお互いへの想いがこもった、ずっしり重い回だった。泣いた」「まひろの前で子どもみたいに泣く道長。左大臣道長の魂が解放されて、子どもの頃のあの川辺にいた三郎に戻った瞬間」「良い回だった。美しすぎる宇治川のシーンに救われた」といった感動の声が上がり、「#光る君へ」がトレンド入りした。

川辺でのまひろと道長の姿は第1話を思い出させる「光る君へ」第1回より (C)NHK


その後、まひろは、“光る君”亡きあとの世界を描いた「源氏の物語」の第42帖・匂宮を書き始める。そして物語は、宇治を主な舞台として描かれる宇治十帖へとつながっていく。この展開にも「宇治川のほとりでの道長との対話を経てまひろも再び筆をとる。宇治十帖への布石…流れがうまい!」「まひろもこの宇治川から再出発なのね。本当によかった。まひろがあのまま筆を折るのでは寂しすぎる」の声が上がった。

次回は11月10日(日)に第43回「輝きののちに」を放送する。内裏に戻った道長だったが、三条天皇との溝は深まるばかり。一方まひろは皇太后・彰子(見上愛)に仕えながら源氏物語の執筆を続け、越後から帰京した父・為時(岸谷五朗)と再会する。

三条天皇との対立を深めていく道長(柄本佑)「光る君へ」第42回より (C)NHK