そんな中、最終回できっちり描かれたまひろと倫子の対峙、そして倫子の葛藤。聡明な倫子は取り乱すことはせず静かに事実を受け入れ、死の床にある道長のもとへ、まひろを送った。道長がまひろと過ごした最期の数日間は、倫子の“北の方”としての哀しくも壮絶なプライドのもと成立した、とも言える。
主人公であるまひろ、そしてその生涯のソウルメイト・道長の関わりを軸に描かれてきた「光る君へ」。その最終回で2人に劣らぬ存在感を見せた倫子に、視聴者からも感動の声が続々と上がった。
「倫子さまの愛の深さと北の方としての気概に震えた…」「プライドがズタズタにされても気高さを失わずまひろに頭まで下げる倫子さま、格が違いすぎる」と圧倒される声から、「倫子さま…こんなに長く切ない片思いがあるだろうか」「道長くん、最期くらい倫子さまを慈しんでほしかった」「最期まで道長が求めたのはまひろ、でも看取ったのは倫子さま。なんて切なくて美しい三角関係だろう」と倫子に寄り添う声、さらには「まひろが切望してもなれなかった北の方の苦しみをこんなふうに描くなんて『源氏物語』そのものだわ」の声も…。
倫子を演じた黒木華にも「黒木華さんの倫子さま、本当に最後まで魅力的だった」「黒木華さんが倫子さまを演じてくれて良かった」「黒木華さんの倫子さまが大好きだった。感情を抑えた静かな演技が際立っていた」といった声が飛び交い、Xでは「倫子さま」がトレンド上位に浮上する注目を集めた。
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