NHK総合ほかで、2018年1月7日(日)スタートの大河ドラマ「西郷どん」(毎週日曜夜8:00‐8:45ほか)の追加出演者が決定。主人公・西郷吉之助(隆盛)を演じる鈴木亮平をはじめ、今回新たに出演が発表された二階堂ふみ、藤木直人、ミムラ、井戸田潤、田中道子、竜雷太、佐野史郎、伊武雅刀、錦戸亮が登壇し、会見が開かれた。
同作は、幕末の英雄・西郷隆盛の生涯を、愛と勇気で時代を切り開いていったという新たな視点で描いていく大河ドラマ。薩摩の貧しい下級武士の家に育った吉之助(鈴木)は、3度の結婚、2度の島流しという波乱の人生の中で、唯一無二の揺るぎない“革命家”へと覚醒し、やがて明治維新を成し遂げていく。
吉之助が島流しにされた奄美大島で出会う運命の女性・愛加那を演じる二階堂は、「この場に立てて光栄な気持ちと、かなりの緊張ですが、これから西郷をたくましく力強く支える女性を演じることができたらなと思っています」とプレッシャーを感じている様子。
島津斉彬(鹿賀丈史)の盟友であり、現代であれば官房長官にあたる徳川幕府の老中首座・阿部正弘を演じる藤木は、「正弘ように国のために尽力した人間がいたということを、ちゃんと認識しておりませんでした。今現在の政治も国内的にも国際的にも激動の中にいると思うんですけれど、そのことが幕末という時代を描いたこのドラマとリンクして見ていただけたら、感じていただけたら幸いです。
そして、9年前の連続ドラマで共演した鈴木亮平君が、大河ドラマで主役を務めるということが誇らしいというか、考え深いものがあって、勝手に親戚のおじさんのような気分です」と、思い出も振り返った。
吉之助の盟友・大久保正助(瑛太)の妻・満寿役に決まったミムラは、「幕末という時代は、男性が取り上げられることが多いんですが、その屋台骨の裏で女性たちは何をしていたのかを演じることが楽しみです」と期待を膨らませた。
吉之助にほれ込み、その生涯を支える薩摩藩士・桂久武役の井戸田は、「昨日の夜中は、小沢(一敬)さんととんでもない下ネタの仕事をしていまして、今日は重厚感のある記者発表で、ギャップで膝が震えています(笑)」と素直に心境を吐露。
田中は、江戸・品川宿にある宿屋・磯田屋で働き、西郷隆盛らの顔見知りとなるタマを演じる。初の大河出演に、「タマという女性はコミカルな存在として描かれています。まだどのように演じられるか不安もあるのですが、皆さんの胸を借りて精いっぱい最後まで頑張ります」と語った。
竜は薩摩藩の金庫番・調所広郷を演じるが、「第3話にして見事に死にます。私が出ているところを見ていただくならば、初回から見ていただかないと気が付いた時にはおりません。などと言ってはいますが、スタートダッシュの大事な部分を任せていただき光栄に思っています」と役どころをいじりつつ、初回放送をアピール。
佐野は徳川家の大老職・井伊直弼役の決定について、「『直虎』では、今川家に仕え、井伊家にも尽力した武将・太原雪斎を演じさせていただきました。今回、井伊直弼を演じさせていただけるということは、役柄を超えた運命を感じさせていただいております」と思いを述べた。
伊武は、最後の将軍・慶喜の父でもある徳川斉昭を演じるにあたり、「大奥でも嫌われる“女好き”だったそうですね。今回はそういった部分は描かれないと思います。今回は吉之助にとって敵か味方か分からない存在。そして、井伊直弼との対立関係に注目してほしいですね。テンションの上がった役なので『どんっ!』と、演じさせていただきたいと思います」と意気込んだ。
錦戸は、西郷家の三男・従道役について「吉之助との弟役なのですが、(鈴木亮平と)先ほどお会いして、『俺ら似てる?』という話になりました。でも、兄弟役を演じ続けていけば似てくるでしょう(笑)」とコメント。
すると、鈴木も「今回の出演者発表で一番驚いたのは従道です。今は子供時代の従道と一緒にいるシーンを撮影しているんですが、子役の子が割と“ぽっちゃり”しているんですよ。それでいて、従道という存在は西郷さんの肖像画のモデルだと伝わるくらいなので、似ていたんだと思います。なので、僕と似ている人が従道役に選ばれるんだろうな考えていたら、まさかの亮君で…(笑)。でも、そこには何かしらの狙いがあると思いますし、それこそ一緒に演じていくうちに兄弟に見えてくると思います」と返した。
また、発表会見に出席した追加出演者の他に、斉彬と吉之助を支援する清水寺成就院の住職・月照役に五代目尾上菊之助が、篤姫(北川景子)の夫となる将軍・徳川家定役に又吉直樹が決定した。
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