柳楽優弥演じる盗賊団の頭・龍雲丸が登場 新たな展開を迎える「おんな城主 直虎」18話・19話を連続放送

2025/01/08 17:00 配信

ドラマ

「おんな城主 直虎」より(C)NHK

柴咲コウ主演で、戦国乱世を駆け抜けた遠江の領主・井伊直虎の生涯を描いたNHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」(毎週木曜夜6:15-8:00に2話連続放送、BS松竹東急[全番組無料放送・BS260ch])。1月9日(木)には第18話「あるいは裏切りという名の鶴」と第19話「罪と罰」が連続放送される。本記事では、第19話から本格的に登場する柳楽優弥扮する龍雲丸役に焦点を当てながら、各話のあらすじや見どころについて紹介していく(以下、一部ネタバレを含みます)。

柴咲コウや高橋一生、柳楽優弥ら豪華キャストが出演


BS松竹東急で10月31日より放送中のドラマ「おんな城主 直虎」は、2017年にNHKで放送された柴咲コウ主演の大河ドラマ。今川や武田、徳川ら大国に領地を狙われる中、戦国時代に男の名で家督を継いだ井伊家のおんな領主・直虎が、勇気と知恵を振り絞って仲間と共に運命を切り開いていくストーリーだ。

前代未聞のおんな城主となり、井伊家再興のために奔走する主人公・直虎を演じるのは、ドラマ「35歳の少女」で主演を務め「ガリレオ」シリーズにも出演した柴咲コウ。そして、今後の物語のキーパーソンとなる盗賊団の頭・龍雲丸役に、2024年10月期の主演ドラマ「ライオンの隠れ家」も話題となった俳優・柳楽優弥が出演している。

さらに直虎と幼馴染で井伊家・家老の小野政次役を、「風林火山」や「軍師官兵衛」など大河ドラマへの出演も多い俳優・高橋一生が熱演。その他にも、菅田将暉ムロツヨシ菜々緒山田裕貴、など豪華キャストが集結した。

種子島をきっかけに政次の真意が明らかに…18話「あるいは裏切りという名の鶴」あらすじ&見どころ


家臣の中野直之(矢本悠馬)に、種子島という火縄銃を見せてもらった直虎(柴咲)はその威力に驚き、国を守る道具として、鍛冶の村・井平で生産しようと考える。しかし政次(高橋)は、その行為が今川への謀反ではないかと考え、種子島を奪う。さらに「虎松(寺田心)の後見人として相応しくない」と、その役を降りるよう迫ってきた。

直虎はしぶしぶ条件を飲み、政次と共に駿府へ直接話をしに向かう。「せっかく作っていたのにこれでは元が取れない」と落胆する方久(ムロツヨシ)だったが、あることを閃いたようで…。

方久は直虎と政次より先に今川館へ向かい、今川氏真(尾上松也)に直接種子島を売り渡していた。しかも、「直虎がもともと今川に買ってもらうために種子島を製造していた」と、謀反の噂を払しょくしたのだった。これで疑いが晴れた直虎だったが、氏真のもとに縁戚の武田家・義信(オレノグラフィティ)が謀反の罪で幽閉されてしまったという知らせが届く。

これは今川と武田の同盟を揺るがす大事件となり、今川と武田との同盟関係に亀裂が入る。さらに勢力を伸ばしてきた松平元康(阿部サダヲ)に囲まれたことで、井伊のかじ取りはより難を極めることになるのだった――。

18話の見どころは、これまで直虎と敵対してきた政次の真意に直虎が気付くシーンだろう。18話前半でも、直虎を謀反人扱いして虎松の後見人から降りるよう迫るなど、対立する場面が描かれる。しかし、直虎が南渓(小林薫)から借りた書物を読んでいた際に目にしたある言葉をきっかけに、直虎はその秘められた想いを知ることになる。この“政次の真意”は今後の物語の軸となる要素となっている。

「おんな城主 直虎」より(C)NHK