「わろてんか」鈴木保奈美が明かす、しずの“裏設定”とは?

2017/10/20 15:15 配信

ドラマ インタビュー


──しずは儀兵衛と娘たちの、間を取り持つ役割も担っていると思いますが。

そうですね。クッション役となって、ふわふわとやわらかく受け止めています。お父さんに怒られたときのいい逃げ場として、子どもたちにとって話をしやすい相手なのかもしれませんね。

しずは儀兵衛(遠藤憲一)と子供たちの緩衝材になっている(C)NHK


実は自分の中で、台本には書かれていない、しずの“裏設定”を決めているんです。たとえば、娘のてんと同じ女学校に、しずも昔通っていたんだろうなとか。てんが女学校の校長先生に叱られるシーンがあるのですが、「しずがいるころから、この先生は怖かったんだよね」なんて、みんなで話していました(笑)。

しずはきっと叱られるタイプではないと思いますが、内心「私、この校長先生知ってる。あのころから怖かった」って思いながら、母親として謝るシーンを演じました。

鈴木は、しずの“裏設定”を考えながら演じていると明かす(C)NHK


──夫の儀兵衛について「堅物」と言い切る場面がありましたが、しずは儀兵衛のことをどう思っているのでしょうか?

夫の儀兵衛さんについても、勝手に“裏設定”を作っているんです。脚本の吉田智子さんは「全然違う」と仰るかもしれませんが(笑)、しずは儀兵衛さんのことを、結構気に入っているんじゃないでしょうか。

周りの人は「あんな無口な人、どこがいいの?」と思っているんだけど、しずの男性の好みはちょっと変わっていて、「え? 結構いいと思うけどな」と娘時代から思っていたんです。だから、ハツさんに「この人を婿に」と言われたときも嫌じゃなかった…と、勝手に決めています(笑)。

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