──京ことばに憧れがあったとのことですが、どのように練習しているのですか?
慣れるために早くから音声データをいただいて、繰り返し聞いています。何度もしずのせりふを聞いているうちに、「とても柔らかい言い回しだけど、実はしっかり言いたいことを言ってるんだなぁ」と感じました。
相手の言い分をちゃんと聞きながら、自分の考えは絶対に譲らないという印象です。柔らかいけれど、決してくずれないし、折れない。まさに、しずのキャラクターそのものだと思います。
──撮影現場の雰囲気はいかがですか?
明るくて朗らかな現場だと感じています。ヒロインの葵わかなちゃんは、天然なんだか真面目なんだか、ちょっと分からないんですよ(笑)。たぶんすごく真面目な人なんだと思うんですけど、飄々(ひょうひょう)と現場になじんでいらっしゃいます。変な気負いがないんですよね。
みんなで大爆笑したのは、伊能(高橋一生)さんが初めて藤岡屋にいらして、長男の新一(千葉雄大)の書いた論文について話をするシーン。前半すごくしんみりした雰囲気なのですが、後半からは大どんでん返しになるシーンで、テストで私が吹き出してしまったことをきっかけに、撮影が続けられないほど皆で笑ってしまいました…。
──最後に、視聴者・読者の方へメッセージをお願いします。
ドラマ序盤の京都編では、藤岡屋の仲がよくて朗らかなところを見ていただけると思います。この先、てんちゃんは茨の道を歩んでいくことになるのですが、どんな時にも笑って乗り切っていける心の基盤を築いたのは、この家なんだなということを表現できたらいいなと思います。ぜひ、朝から笑ってください。
あと、私たち女性陣の着物や美しい刺繍の入った半えりなどは、とても華やかなんです。毎回着替えてたりもするので、そこにも注目して楽しみにご覧ください!
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