――宝塚歌劇団退団後、初の映像デビューとなりますが。
初めてのことばかりで不安や教えていただくことばかりですが、皆様に助けていただいています。舞台とは全く違う事ばかり日々学ばせていただいております。
――宝塚の上級生の越路吹雪さんの作品にご出演が決まった時のお気持ちを聞かせてください。
とても見てみたいと純粋に思った作品にまさか出演できると思わず、大変光栄に思いましたし、宝塚歌劇団の一員として、代々の上級生が受け継いでこられた素晴らしい伝統を映像を通してお届けできる一員になれるのでしたら、一生懸命演じようと思いました。
――乙羽信子さんは、咲妃さんと同じトップ娘役で主に雪組の公演に出演なさっていましたが、乙羽さんを演じることが決まった時、いかがでしたか?
運命なんて言うとおこがましいのですが、色々な資料を拝見していく中で本当に魅力的な方だなと思っております。
今回は越路吹雪さんの人生を描いたドラマですので、その中での乙羽さんの存在を考えて演じたいなと思っております。越路さんにとっての乙羽さんがどんな方だったかを考えて演じたいと思います。
――越路吹雪を演じる瀧本美織さんに何か伝えたことや教えたことはありますか?
私の思う宝塚の素晴らしさであったり、男役娘役の関係性の尊さを私なりに瀧本さんにお伝えさせていただいたり、瀧本さんがまだ宝塚歌劇を観劇されたことがないとのことですので、一緒に観劇に伺えたらなと思っています。
でも、今の宝塚と越路さんの時代の宝塚も異なると思いますので、一から現場で作りあげていきたいと思います。
――どんな女優像を目指していかれますか? 目標の方や憧れの方はいらっしゃいますか?
今回のドラマで共演する皆様が素晴らしい方々、それぞれの信念を持って演じていらっしゃる方々だなと感じる毎日です。
色々な経験がお芝居を彩っているのだと思いますので、私も宝塚歌劇団を退団して、新しい世界に入って新しい空気を感じて、新しい世界に飛び込んだ新米として色々な事に挑戦して人生の肥やしになればと思います。
それを大好きなお芝居にいかせていきたいと思います。この人面白いな、こんなお芝居させてみたいなと思ってもらえる、“びっくり箱”のような女優さんになりたいなと思っております。
――これからの夢を教えてください。
家族で旅行に行きたいです。幼いころはよく行っていたのですが、歌劇団時代から長年実現できていないので、家族を誘って旅行に行きたいです。
また、「お歌をすごく勉強したい!」と今思っていて、そのためなら海外にポーンと行ってでも歌の勉強がしたいです。
あとはお芝居が大好きなので、いろんなお芝居を経験したいです。苦労も良い経験だったなと思えるくらい、悩みに悩む役に出会いたいなと思っています。
――最後に、視聴者の方々へメッセージお願いします。
初めての映像のお芝居で不慣れなことも多々あり、皆さんに助けていただいていますので、ひとつひとつのシーンを大切に演じさせていただいております。
皆様に楽しんでいただけるよう、越路吹雪さんの素晴らしさをお伝えできるよう、宝塚歌劇団の一員として精一杯演じたいと思います。よろしくお願いいたします。
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