「コウノドリ」松岡茉優&吉田羊対談「松岡さんへの“愛”がさらに大きくなりました」

2017/12/08 09:00 配信

ドラマ

【写真を見る】「羊さんからも密着してくださる」とうれしそうな松岡撮影=諸井純二


恥ずかしくて言えなかった言葉に吉田羊も感動


―松岡さんから見て吉田さんをすごいと思うのは、どんな瞬間なのでしょう?

松岡:前回もお話したんですが、第2話で小松さんが「四宮先生と私の考え方も違うってことだね」と言ったとき、私はもっとケンカ腰になると思ったのに、お互いの意見を尊重するようなニュアンスだったので驚いて、羊さんの1メートル後ろで“勝手にふるえ”ちゃいました (笑)。私たち俳優がもっとドラマにいろんな切り口や側面を加えてもいいんだということを学ばせてもらいました。

吉田:その話ね。私もこの連載を読んで、「松岡茉優、良いこと言うなぁ」と思いました。

松岡:恥ずかしくて、面と向かっては言えなかったんですよ。あの演技、羊さん的には最初に台本を読んだときのイメージどおりなんですか?

吉田:そうね。でも、台本を読むときって、既に小松として読んでいるからね。小松ならこう言うだろうと自然に見えてくる感じかな。

松岡:ああ、なるほど。

吉田:やっぱり役柄って役者のものだし、その人そのものなんだなぁと思いますね。同じセリフを読んでも、演じる人によって違うように聞こえるし、言葉のニュアンスが変わる。松岡さんの話で、それを改めて教えてもらいました。