2018年1月9日(火)より東京・日生劇場にて、三島由紀夫の最高傑作戯曲の一つ「黒蜥蜴(とかげ)」が上演される。本作はこれまで何度も舞台化されてきたが、このたび英国人演出家であるデヴィッド・ルヴォーの手により新たな作品として描かれる。
主演の黒蜥蜴を中谷美紀、黒蜥蜴の運命の恋人でもある探偵・明智小五郎を井上芳雄、黒蜥蜴に誘拐される女性・早苗を相楽樹が演じる。ほか、朝海ひかる、たかお鷹、成河ら豪華キャストが名を連ねる。
今回、連続テレビ小説「とと姉ちゃん」('16年、NHK総合ほか)、「3人のパパ」('17年、TBSほか)などのドラマでも注目を集めた相楽にインタビューを行い、自身の役柄や作品に懸ける思いなどを聞いた。
――出演のお話しを聞かれたとき、どうでしたか?
これまでは小劇場でやることが多かったので、ルヴォーさんとご一緒で、しかも日生劇場という大きな舞台に立つというのは、私の中ではかなりの挑戦だなと思いました。それから、以前に美輪明宏さんの「黒蜥蜴」を拝見していて、すごくご縁を感じていたので純粋にうれしかったです。でもそのあと、ちょっと不安にもなりました(苦笑)。
――今回、大きな劇場でやることに関して、何か心掛けていることはありますか?
舞台が大きいと、それだけで声の出し方や見せ方だったりが変わってきたりすると思います。私はこれまでなるべく小さく、小さく、テレビとかでもできるお芝居を目指して、小劇場でやってきたので、逆のことをやることになります。だからといって、大き過ぎるお芝居をしてもいけないし、やっぱりミュージカルや宝塚をやられた方にはかなわない部分もあるので、それ以外で自分ができることを見つけていきたいです。
――早苗をどのように演じたいですか?
早苗には秘密があるので、前半と後半ではかなり見方が変わると思います。そこをどう見せるかというのが、大きなポイントだと思います。ほとんど中谷さんと井上さんとお芝居しているシーンが多いのですが、すごく大好きなお2人で役者としてもずっと憧れの人だったので、そこに負けず劣らず今の自分だからできる武器を持って早苗を作っていきたいと思います。
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