次は、“鍋”にまつわるせりふ2本を。
ハリカは19歳にして初めて鍋を食べるにもかかわらず、「みかん鍋にしようと思って」と特殊過ぎる鍋を作ろうとした舵に、るい子が持論を展開。「食べ物」「食卓」「会話」の3要素がそろうと、坂元の言葉は特に躍動する。
最後は、瑛太演じる理市の言葉。今回集めたどのせりふよりも前向きで希望に満ちた言葉に見えて、その闘志はニセ札作りに向けられたもの。
ハリカや亜乃音をニセ札作りに誘うラストシーンの危険な表情は、視聴者を恐怖で凍り付かせた。
番外編として、せりふではなく、一場面をご紹介。次屋尚プロデューサーに「一番好きなせりふは?」と質問したところ、「難しい質問ですね…」と長考。
「せりふじゃなくて、印象的な、忘れられないシーンでもいいですか?」と切り出した次屋P。
「5話で、ハリカ、亜乃音、るい子、舵が初めて食事をするシーンで、焼きうどんを食べるんですね。亜乃音はるい子と舵を当然良くは思ってない。1000万円を持ち逃げした上に、失くされたんですから。
そこの田中裕子さんの演技が忘れられないです。亜乃音は、自分が焼きうどんに手を付けるのを待っているるい子と舵に『どうぞ』っていう感じのお芝居をするんですが、これ、すっごいいいんですよ」と熱弁した。
ぜひ、もう一度この田中の表情をチェックしてみてほしい。
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