テレビ朝日系で放送中の木村拓哉主演ドラマ「BG~身辺警護人~」に、山口智子のゲスト出演が決定。一世を風靡(ふうび)した「ロングバケーション」(1996年、フジテレビ系)で恋人を演じた二人が、およそ22年ぶりの時を経て、元夫婦役として奇跡の再会を果たした。撮影初日に囲み取材が行われ、共演を喜ぶ木村と山口のコメントを全文掲載でお届けする。
制作発表記者会見でも、「プロデューサーからは『誰がいい?』って聞かれたんだけど…(笑)」と明かしていた木村。ネット上でも、章の別れた妻を誰が演じるのか注目が集まっていた。山口が演じる小田切仁美は、章より2歳年上の姉さん女房で、15年前に章と結婚して息子の瞬(田中奏生)をもうけるものの、6年前のある出来事をきっかけに別々の道を歩むことを選択。しかし、ここ3カ月ほど誰かに狙われていると感じることがあり、章に警護を依頼してくるという。
そんな仁美が再婚した夫は若く優秀な研究者であり、瞬から「夫婦仲もラブラブ」と聞いていたため、実は気が気でなかった章。そんな思いがけない仁美との再会に、心穏やかでいられるはずもなく…。
山口が登場するのは、2月22日(木)放送の第6話と3月1日(木)放送の第7話。撮影の合間にも、笑顔で言葉を交わし、息もピッタリな様子を見せていた木村と山口が、微妙な距離感の“元夫婦”をどのように演じるのか、22年ぶりの奇跡の共演が今から待ちきれない。
――およそ22年ぶりの共演はいかがですか?
木村:俺から話したほうがいい?
山口:じゃんけんで決める?(笑)
木村:ぜひ山口さんからどうぞ。
山口:じゃあ、私から。「ついに! また会える!」と思いました。(出演が決まって)すごくうれしかったです。でも、冷静に考えてみると22年って…。そんなに時間が過ぎていて不思議ですよね。今回は“別れた夫婦”という微妙な関係性なので、実際に22年という時間を経て再会する、ちょっと照れくさいような距離感をそのまま役に生かせるのではと思います。
木村:本当に参加してくれることにすごく感謝ですし、実際に(山口さんの)お名前を聞いたときは、信じられませんでした。衣装合わせに来られていたときも、僕は近くのスタジオで撮影していたんです。そのときにお会いして、「目の前にいる!」って(笑)
山口:うん、いるよ(笑)。
木村:その存在を目の前で感じたとき、衝動がすごくありました。で、これはちょっとおのろけになっちゃうかもしれないんですけれど…
山口:どうぞ! ぜひ、のろけてください!(笑)
木村:今回最初にお会いしたとき、僕はスタジオの横の控室にいて、ガラス一枚隔てた向こう側に山口さんの姿が見えたんです。視界に山口さんが飛び込んできたのに、なんだかすぐにそこから動けなくて…(笑)。まだまだ自分は素直じゃないな、って思ってしまいました(笑)。
山口:その後にちゃんと、ツカツカツカっと私の方に来てくださって、私が両手を広げたらちゃんとハグしてくださって、しかも持ち上げてくれたんです!(笑) びっくりしたんだけど、「わーありがとー!」って。
木村:「ロングバケーション」ぶりの再会を、二人で喜んでいたんですけれど、廊下やスタジオの入口から「BG」スタッフ全員が…(ひょっこりのぞいているポーズ)っていう風に覗いていて(笑)。思わず「見せもんじゃねーぞ!」って叫んでしまったのは覚えています(笑)。
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