アガサ・クリスティ作品で黒木瞳がエリザベス・テイラーが演じていた役柄を熱演!

2018/02/24 06:00 配信

ドラマ

アガサ・クリスティの名作のドラマスペシャルに豪華キャストが勢ぞろい(C)テレビ朝日

3月24日(土)、25日(日)に夜9時からテレビ朝日系で放送される「アガサ・クリスティ 二夜連続ドラマスペシャル」の第二夜「大女優殺人事件~鏡は横にひび割れて~」で、黒木瞳が1980年公開の映画でエリザベス・テイラーが演じた役柄を演じることが分かった。

「鏡は横にひび割れて」が原作の「大女優殺人事件~鏡は横にひび割れて~」で黒木は、物語の大きな鍵を握る映画界の大物女優・綵まど香(いろどりまどか)を演じる。不幸な事故があり、映画界から姿を消していたまど香だったが、13年ぶりに夫の海堂粲(かいどう・あきら)がメガホンを取る作品でスクリーンにカムバックすることに。それを記念して、自身が購入した豪邸“神の館”で開いた豪華絢爛なパーティーで、館の元の持ち主が毒殺されてしまう。

さらに、その犯人の標的はまど香だったのではないかと見られ…。事件の謎に迫っていく中で、まど香の悲しい過去が次第に明らかになっていく。愛を求め、愛のために生きてきた綵まど香という女性の生きざまを、黒木が艷やかに、そして鮮やかに演じきった。

今作が黒木とは初共演となる、主人公・相国寺竜也役の沢村一樹は、「本当に今回が初めましてだったのですが、想像以上にすてきな方でした! 一緒に写真も撮らせていただいたのですが、もうニッコニコで写ってます、僕(笑)」と語り、撮影の日々を楽しんだようだ。

黒木は、「この作品のお話をいただいて、エリザベス・テイラーが演じた役だと知ったときは正直、『私には無理じゃないかな』と思ったんです。でも、原作の『鏡は横にひび割れて』は、人間の“情”に訴えかける物語であり、とてもオーソドックスなミステリー。そんな作品の魅力も同時に感じ、挑戦してみようと決心しました」と、率直な気持ちを明かした。

また、演じるまど香については、「愛に飢えた女性。愛がすべてで、愛に満たされたいと思いながら生きてきたのだと思います。すべての行動原理は“愛”で、世間体とか地位とか名誉とか、そういうことをすべて抜きにして生きている女性――そのように理解しないと演じることが難しい役でもありました」と振り返りつつ、分析。

さらに、「同時にまど香は“無垢”なイメージでもありました。身につける衣装なども白を基調にしたもの。回想シーンは柄のあるものなどを選びつつ、現代のまど香との違いを表現しました。そうそう、50代にしてウエディングドレスも着てしまいました(笑)。そちらもよかったら楽しみにしてみてください(笑)」と笑顔で教えてくれた。

初共演の沢村については、「役柄上でまど香は相国寺さんがいらっしゃるとき『どんな刑事さんが来て、どんなことを聞かれるのだろう』とドキドキするわけですが、私自身も沢村さんと初めてお会いする日だったので、まど香の気持ちとシンクロし、新鮮な気持ちで相対することができました。沢村さんも同じ気持ちでお芝居をされたのではないでしょうか」と印象を語った。ほか、財前直見荒川良々川口春奈八嶋智人、中原丈雄、水沢エレナ、平岩紙、津川雅彦古谷一行が出演する。

一方、天海祐希主演で第一夜に放送される「パディントン発4時50分~寝台特急殺人事件~」にも豪華キャストが集結。天海演じる天乃瞳子の義母・雀を草笛光子、豪邸に潜入するスーパー家政婦・中村彩を前田敦子が演じる他、石黒賢勝村政信、原沙知絵、鈴木浩介、桐山漣、黒谷友香、橋爪功西田敏行が出演する。

天海は、この作品に結集した豪華キャストについて、「共演した皆さんは、濃い方ばかりで楽しかったです」と語り、「西田敏行さん、草笛光子さんという力強い2人がいてくださったので、和やかかつ、緊張感もある現場でした。西田さんが場の雰囲気を作ってくださいましたし、なんといってもミス・マープルの声を担当されたことのある草笛さんがご一緒で、心強かったですね。前田敦子さんはとてもかわいらしい方で、実はAKB48時代のライブも拝見しているのですが、ドラマは初共演。共通の友人の話で盛り上がりました」と共演者とのエピソードを明かしてくれた。

豪華キャストが勢ぞろいした「アガサ・クリスティ 二夜連続ドラマスペシャル」。ミステリーの女王が紡いだ傑作が今から待ち遠しい。