突然ですが、3時間あったら何をしますか?
例えば映画など2時間~2時間半程度のものが多いから見られるし、友達とカラオケに行ってもたくさん歌えて満足できるくらいの時間だろう。
むしろ3時間あれば新幹線なら東京駅から新神戸駅まで行けるし、成田空港から韓国の仁川空港までだって行ける。
この楽しみ方がいろいろある時代に、3時間もの間ずっとテレビの前に座ってドラマを見ているのは難しいのかもしれない。時間の使い方、楽しみ方は人それぞれいろいろあっていい。
ただ、海外にも行ける時間を使ってでも見るだけの価値があるドラマに出逢ってしまった。
各局で放送されているドラマやバラエティー、アニメなどを事前に完成DVDを見て、独断と偏見とジョークに満ちたレビューで番組の魅力を紹介する、WEBサイト・ザテレビジョン流「試写室」。
今回は、4月14日(土)に放送されるスペシャルドラマ「黒井戸殺し」(夜7:57-11:10、フジテレビ系)を取り上げる。近年のドラマとしては異例の約3時間にわたる大作だ。
アガサ・クリスティが1926年に発表した人気長編推理小説「アクロイド殺し」を、三谷幸喜の脚本により日本で初めて映像化する本作。
原作の「アクロイド殺し」はアガサ・クリスティによる6作目の長編小説であり、エルキュール・ポアロシリーズの3作目だ。
事件が起きた人間関係を知るポアロの隣人による手記を読んでいく形で進んでいく本作は、その結末におけるトリックの斬新さによって、当時世界中に衝撃を与えた。
日本でのドラマ化に当たって鬼才・三谷が脚本を担当し、「黒井戸殺し」として「三谷流・アクロイド殺し」を作り上げた。
主演は、フジテレビ開局55周年特別企画として2015年1月11、12日に2夜連続で放送された「オリエント急行殺人事件」でも名探偵・勝呂武尊を演じた野村萬斎、彼の良き相棒としてコンビを組み、事件の謎に立ち向かうことになる医師・柴平祐を大泉洋が演じる。
ほか、向井理、松岡茉優、寺脇康文、藤井隆、今井朋彦、吉田羊、佐藤二朗、草刈民代、余貴美子、斉藤由貴、遠藤憲一らが脇を固める。
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