大河ドラマ「西郷どん」(毎週日曜夜8:00-8:45ほか、NHK総合ほか)第17回(5月6日放送)で、鈴木亮平演じる主人公・西郷吉之助と尾上菊之助演じる僧侶・月照との入水(じゅすい)、そして親友・大久保正助(瑛太)との友情シーンが反響を呼んでいる。
江戸幕末の傑物・西郷隆盛(吉之助)の生涯を描く同作。薩摩藩下級武士の長男に生まれた吉之助が2度の島流しを経験し、幕末志士の一人として時代を切り開いていく姿を描く。吉之助の3人の妻・須賀(橋本愛)、愛加那(とぅま・二階堂ふみ)、糸(黒木華)をはじめ、吉之助とかかわりの深い女性にもクローズアップしていく。
そんな本作だが、第17回「西郷入水」では吉之助と2人の男性・正助と月照それぞれとの間に結ばれた強い絆にスポットが当てられた。
安政の大獄のさなか、幕府の追手から逃れた吉之助は、志を同じくした一橋派の僧侶・月照とともに必死の思いで薩摩に入り身を隠すが、ふたたび権力を握った島津斉興(鹿賀丈史)は二人に処刑を意味する“日向追放”の処分を下す。正助は吉之助を救うため奔走するが、それを知った吉之助は胸にある思いを抱き、月照とともに冬の海へ身を投じる――という、ドラマの大きな節目となる回だ。
放送終了後には、正助が吉之助を説得しようとする場面、そして吉之助と月照がしっかりと抱き合ったまま静かに船から海に身を投げた場面に多くの視聴者が反応。
吉之助のもとへ駆けつけ、まっすぐな目で「おいのために 死なんでくいやい」と訴えた正助の行動に、SNSでは「これってもう告白!!」「吉之助のためにこんなにも必死なのに、思いが伝わらない…」「正助どん、切ない」といった声が上がった。中には、放送中のドラマ「おっさんずラブ」(テレビ朝日系)を意識してか「吉之助さぁの“ヒロイン”は正助どんだ!」といった声も…。
しかし、吉之助はそんな友の心からの思いを受け止めながらも、月照とともに夜の海へ投身。月に照らされた二人が水面に倒れ込む瞬間の穏やかな表情も映し出され、視聴者からは「あまりにも美しい…」「二人の演技を見て、涙出ました」「死を覚悟した人の表情、とても素晴らしかった」「まるで恋人同士のラブシーンに見えた」などの声が上がっている。
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