倉本聰「やすらぎの刻~道」オーディションの応募総数に感嘆の声 『この番組でスターを生み出したい』

2018/05/17 06:00 配信

ドラマ

2019年4月スタートの帯ドラマ劇場「やすらぎの刻(とき)~道」で脚本を手掛ける倉本聰(C)テレビ朝日

2019年4月より、“テレビ朝日開局60周年記念作品”としてスタートする帯ドラマ劇場「やすらぎの刻(とき)~道」の出演者オーディションに、約5000人の応募が寄せられたことが分かった。

本作は、2017年4月~9月に放送され大好評を博した「やすらぎの郷」の主人公・菊村栄(石坂浩二)が執筆するシナリオ『道』を映像化。山梨のとある山間の村を舞台に、昭和、平成を生き抜いた無名の夫婦の生涯をつづる物語で、テーマは“ふるさと”。昭和初期から始まり、戦中、戦後、平成という時代の移り変わりを1年間を掛けて丁寧に描いていく。

作品の前半の主演は清野菜名。戦後の高度成長期を経て現代にいたるまでの後半、いわば主人公の晩年を八千草薫が演じる。この他、「やすらぎの郷」のその後も合わせて描かれ、浅丘ルリ子加賀まりこミッキー・カーチス藤竜也らはもちろんのこと、さらなる名優たちが多数出演する予定だ。

4月26日に募集を開始したオーディションでは、男性1981人、女性2984人の計4965人の応募が寄せられた。(年代別内訳/15~19歳:731人、20~29歳:2910人、30歳~35歳:1324人)

この応募総数を聞いた倉本は、「スゴイなぁ! “数”で驚いたけど、次は“質”で驚きたい。この番組でスターを生み出したいと思ってやっているので、それを念頭にしっかり審査をしていきたい。そして、良い人材はどんどん抜てきしていきたい」とコメントを寄せた。

また、番組では今後、第1次(書類審査)、第2次(面接)、第3次(プロデューサー、監督面接及び演技審査)、最終審査(倉本出席の下、面接及び演技審査)という5つの段階を経て、出演者を選考していく。採用人数は10~20人程度を予定しており、素晴らしい人材との出会いがあれば、人数に制限なく採用することを考えているため、合格者数、そしてどんな才能が見いだされるのか全てが未知数となる。

なお、第1次、書類審査の通過者発表は21日(月)を予定している。巨匠・倉本が紡ぐ壮大な物語はもちろん、新たなスター誕生の瞬間を見守ろう。