ついに“晴VS天馬”最終決戦に向けて動き出した物語の裏側をPが語る!前編【花晴れ連載】

2018/06/19 16:00 配信

ドラマ インタビュー 連載

杉咲花主演ドラマ「花のち晴れ~花男 Next Season~」(TBS系)のプロデューサーを務める瀬戸口克陽氏を直撃!(C)TBS

“花男”の世界が、“花晴れ”に繋がっている


――これまでの放送の反響はいかがでしょうか?

小学生の息子がいるんですけど、学校でお昼休みに放送部の子たちが主題歌であるKing & Princeの「シンデレラガール」をかけたらクラス中が大合唱してくれるらしいんです。今の時代に、小学生とか若い世代の人たちが熱狂的にはまって見てくれるというのはうれしいですし、久しぶりの感触だなと思います。

リアルタイムに加えて、録画や配信などいろいろな形で接触して楽しんでくれているんだなというのは感じます。

また、ドラマを見ながらSNSで呟かずにはいられない、喜怒哀楽の感情を感じていただけているのはありがたいですし、印象的な場面の撮影場所である恵比寿の時計広場も、ドラマを見て訪れて、写真を撮っている方も多くいらっしゃって、そういう広がり方が見えて、すごくうれしいです。

キャストが、それぞれのキャラクターを本当にしっかりと自分のものにしていて、それを皆さんに愛していただけているなと思います。

例えば、今田美桜さんが演じている愛莉は、出てくるだけで視聴者の方が盛り上がってくださって、全国で愛莉のまねをしてリボンを編み込んだ髪型にしている子がSNSにアップしてくれていたりするんですよね。

――これまでの放送を踏まえての今後の見どころポイントは?

ドラマならではの要素として作り上げたのが木南晴夏さん演じる、紺野さんです。原作だと出番はそこまでないんですけど、ドラマでは主人公に多く関わっていて、音ちゃんの背中を押すようなアドバイスをしたり、最終的には女子会で“タコパ”を開いたり、楽しい化学反応が起きています。

最終回に向けても、紺野さんが関わるシーンも楽しんでいただければと思います。最終回では、ミータン(浜野謙太)や音ちゃんのお父さんである誠さん(反町隆史)なども登場してきますので、そこも注目していただきたいです。

また、“花男”の世界が、“花晴れ”に繋がっている、ということが大前提の物語だったので、1話で松本潤さんが演じる道明寺、2話と7話ではタマ(佐々木すみ江)と西田(デビッド伊東)に登場してもらい、3話では小栗旬さん演じる花沢類に出てもらっているのですが、10話では松田翔太さん演じる西門総二郎が登場するのも見逃せません!

9話の最後に流れた予告に西門総二郎が映っているのですが、実は放送の当日に撮影していて、朝イチに撮って、「これは皆さまにお届けせねば!」と思って差し込みました。

“花男”の面々がこの“花晴れ”の世界でも生きている、ということを実感できるので、皆さんに登場してもらったのが本当に我々としてもうれしく、“花男”ファンにも“花晴れ”ファンの方にも喜んでいただけているのではないかと思います。松田翔太さんが演じる西門総二郎の10年後の姿も楽しみにしていただければと思います。