【木村拓哉インタビュー】(岡田)准一がそこまで絶賛するってどんな!?って思ってました

2018/08/22 07:00 配信

映画

先輩後輩を抜きにできる


【写真を見る】最上(木村)は執拗にある男を追い詰めていく©2018 TOHO/JStorm


「すごく頼りがいがありました。先輩後輩抜きにして…いや、抜きにできるって感じかな。それが実感としてありましたね。同じ原田組初心者にもかかわらず、ニノはニノらしく脱力した風情でいて(笑)。本人は『いやそんなことないですよ、すごい緊張してましたよ』って言うんだけど(笑)、僕にはすごく自然体で沖野って役と向き合ってたなって思いましたね。毎日温泉帰りみたいな格好で現場に来るから(笑)、毎回“きょう、どこの温泉行ってきたの?”ってツッコんでましたね(笑)」

 木村拓哉のこの先の楽しみが広がる役柄、作品となったが、“この映画によって生まれた欲は?”と聞いたら、「ない」と即答。

「ないないない(笑)。ホントにない。110番、119番に隣接するような緊急番号が自分にあるとして。そのベルが鳴ったら出動する。それが自分なので。自分から、あれやりたい、これやってみたいっていうのがないんですよね」

 ではもし、もう一度原田監督に呼ばれたら?

「行きますね。隣接どころか、119番の呼び出しレベルで、即行で行くと思います(笑)。それくらい今回、原田監督の現場、作品は魅力的だった。僕は初めてでしたけど、原田組によく出演されている方たちがインするときの、覚悟の度合いがハンパないのが伝わってきた理由が分かりましたね。また原田組に来れたという喜び、それと同時にあふれ出る身の引き締まる思いと覚悟。僕は今、すごいところにいるんだなと思わされましたよ。もし、僕にも次のチャンスがあるのなら、同じような覚悟をもって臨むと思います」