最終章「明治編」を放送中の大河ドラマ「西郷どん」(毎週日曜夜8:00-8:45ほか、NHK総合ほか)。同作で、大久保利通(瑛太)と心を通わせる元芸妓のゆうを内田有紀が演じている。
利通は、主人公の西郷隆盛(鈴木亮平)と幼なじみで、常に共に戦ってきた同志。しかし、利通が岩倉使節団として欧米視察から帰還した後は、2人は徐々に対立を深めていく。
孤独になりながらも、国のため突き進んでいく利通を、側で献身的に支えるのがゆうだ。激動の時代を利通と共に生き抜き、隆盛と利通の対立を間近で見詰めるゆうを、内田はどのように演じたのか、インタビューで聞いた。
――どのように役作りをしていきましたか?
役をいただいたとき、まだ芸を見せるようなシーンがあるかどうかわかっていなかったのですが、準備として日本舞踊のお稽古をさせていただきました。
結局、踊るシーンはありませんでしたが、気持ちや動きから、準備したものが、滲み出ればいいなという思いはありました。
――京ことばは難しくなかったですか?
京ことばについては最初は慣れなくて不安でしたけど、方言指導の先生にご指導いただきながら、衣裳を付けて“おゆうさん”になった途端、体に馴染んだ言葉となって話すことができました。
――芸妓の衣装から普段のお着物になって、気持ちの上でも変化はありましたか?
はい、芸妓の装いをやめたことで、話すテンポも動きも自然と変わりました。
「きっとおゆうさんはこういうふうに暮らしていたんだな」ということがもっと想像ができました。
――大久保を演じている瑛太さんの印象はいかがですか?
大久保の格好している時の瑛太さんは普段と少し違うんじゃないかなと思ってます。大久保として、リハーサルの段階から西郷さんとの距離感を保っている感じがありました。
私が現場に入ったのは、瑛太さんの中で大久保ができあがってきた頃だと思うので、瑛太さんがどうやって役を作っていったのかが見れなかったのは残念でした。
――大久保の魅力は、どんな部分だと思いますか?
大久保は、少しドライなところも魅力的ですが、実は熱くて、決して芯を曲げないところが魅力だと思います。
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