<いだてん>マラソン指導者も太鼓判!金栗四三演じる中村勘九郎は「どんどんいい足に」

2019/01/27 21:00 配信

ドラマ インタビュー

日本で初めてオリンピック選手となった金栗四三を演じる中村勘九郎(C)NHK

宮藤官九郎が脚本を務める大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺(ばなし)~」(毎週日曜夜8:00-8:45ほか、NHK総合ほか)。

本作は、中村勘九郎と阿部サダヲが“リレー形式”で主演のバトンをつなぎ、日本とオリンピックの知られざる歴史を描いていく。

前半の主人公・金栗四三(勘九郎)は、1912年に日本で初めてオリンピックに参加した人物。故郷・熊本で往復12kmを走る姿から、いつしか“いだてん”と呼ばれるようになった四三は、東京で“マラソン”と出合い、無茶な練習をしながらものめり込んでいく。

駅伝の創始者である金栗四三が主人公となる大河ドラマの決定を「めちゃくちゃうれしい」と語るのは、本作でマラソン指導を行っている金哲彦氏。

1964年という東京オリンピックの年に生まれ、本作との関わりを“運命的”と明かす金氏に、ドラマの魅力や、勘九郎演じる四三の走り方のポイントなどを聞いた。

金栗四三は「スポーツ界のエジソン」


――マラソン選手の金栗四三が大河ドラマの主人公になると聞いたときの率直なご感想をお聞かせください。

歴史好きなので大河ドラマはよく見ているんですけど、その中でスポーツ、そして“マラソン”を取り上げていただけるということは、すごいことだと思いました。

そして、一般の方にはあまり知られていない “マラソンの父”のような金栗四三さんが、日本を代表するドラマの主人公になるということが、めちゃくちゃうれしかったです。

――金栗四三という人物は、ランナーにとってどのような存在なんでしょうか。

金栗さんは自分の走りを極めることだけではなく、女子スポーツの支援をしたり、駅伝を作ったり、斬新なアイデアを実践したり、今に残る大事なことやってきたんですよね。

金栗さんが履いていた足袋も、今の日本のマラソンシューズがフィット感が高くて使いやすいことにつながっていますし、いろんな発明をしたスポーツ界におけるエジソンのような方なのかなと思います。