町田啓太、ナルシシズムを追求し「とにかくジャケットをバサバサ(笑)」【プリレジェ連載】

2019/04/06 08:00 配信

映画 インタビュー

「美しくて、かっこいいしぐさを盛り込みたいと思いました」という町田啓太撮影=大石隼土


公開中の映画「PRINCE OF LEGEND」に登場する、美意識が高く、ナルシシストな“先生王子”こと結城理一を熱演中の町田啓太にインタビュー。「ナルシシズムを追求して、“真面目にはき違えた王子”をやって、結果的に笑ってもらえたらいいなと思いました」という結城の役作りなどを語ってもらった。

とにかくバサバサと着るのがかっこいい


――たくさんの王子たちがいる中で、結城理一というキャラクターを目立たせるために、どんなことを意識して演じましたか?

原作がなく、このようなテイストの作品は他にないんじゃないかなって思いましたし、その分挑戦できるなっていうのと、自分なりに作れるっていう楽しみがあるなと思いました。だから、衣装合わせの段階から、監督たちとちょっと遊びながら作った感じがありますね。こういう衣装を着てたら面白いだろうとか、こういうしぐさがあったら面白いだろうとか。

公開中の映画「PRINCE OF LEGEND」で(C)2019「PRINCE OF LEGEND」製作委員会


結城理一は美意識が高く、ナルシシズムを追求しているように見える人だったので、美しくて、かっこいいしぐさを盛り込みたいと思いました。眼鏡とか懐中時計だったり、いろんなアイコンを身に着けてるんですけど、あれは全部着けるアイテムではなく使うアイテムなんですよ。着けてかっこいいじゃなくて、外すしぐさをしたいがためだけのもの。

ジャケットも、僕自身はそんなにバサバサ着なくていいと思うんですけど(笑)、とにかくバサバサと着るのがかっこいいんじゃないかっていう。そういう勘違いをどんどん膨らませていけば面白くなるかなと思って演じてました。