「やすらぎの郷 La Strada」内のバー・カサブランカで、水谷マヤ(加賀まりこ)に会った菊村栄(石坂浩二)。マヤは、10年前「機(はた)の音」がお蔵入りになったときの裏話を得意げに明かす。
そして、昭和16年。17歳になった根来公平(風間俊介)は父・冴次(佐戸井けん太)らと墓参りに行くが、そこで思いもよらぬ“事件”が起きる…。
父・冴次があっけなく世を去って2カ月。公平らの集落は、大きく変わろうとしていた。生糸の不況にともなって、養蚕は衰退。しかも国策によって長年育ててきた桑畑をつぶし、芋畑用の耕地に変えなければならなくなったのだ。そんな中、公平は“満蒙開拓団”の話を聞き、胸を躍らせる。
“満蒙開拓団”について近隣3村と合同の寄り合いが開かれた。満州行きを決めた家があれば、根来家のように残る家もあり、村は真っ二つに分裂する。公平の友人、ニキビ(関口アナン)、ハゲ(両角周)、青っ洟(若林元太)の家も参加を決めるが…。
公平の家では、海軍航空隊に志願した次男・公次(宮田俊哉)の壮行会が開かれた。本家の長男・鉄兵(平山浩行)が捕ってきたイノシシで鍋を作ってみんなで囲炉裏を囲むが、しの(清野菜名)が酔っ払ってしまい…。
公平は、ニキビとハゲから衝撃的な話を聞く。ニキビたちは、しのと三平(風間晋之介)が夜、2人きりで会っているのを見たというのだ。しのは一糸まとわぬ姿で、三平はそれをスケッチしていたという。ショックを受けた公平は、その事実を公一(佐藤祐基)らに告げ口してしまう。
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