――遊び心いっぱいな演出も相まってか、本作は熱狂的なファンを獲得されていますが、あらためてキャラクターや作品の魅力を教えてください。
それが、キャラクターが受けているのか、作品の楽しそうな感じが受けているのか、現場の空気感が伝わって受けているのか、自分ではまだ分かっていないんですよね(笑)。コメディーって、人が笑う方程式のようなものがあるわけじゃないし、生モノだし、役者それぞれにも絶対的な「間」があるし、それがどういう化学反応を起こすかが本当に重要だと思うんです。
今回は多分、本当に相性がいい3人が集まれたから、そこで何か生まれたものはあるんじゃないかな、と感じますね。互いのお芝居を見て「あ、なるほど!」とか「これも面白い」ってその場で納得できたし、現場では自分たちがどんどん進化していくような感覚がありました。監督がそのいいところをつまんでくださり、その後ろにはプロデューサーや古沢さんがいて、じゃあそこを広げて行こう、と進めてくださり。
全員で、演者のいい部分も悪い部分も含めて、キャラクターの魅力に変えていったような感じですね。それにこの3人は結構みんなマイペースだから、つかず離れずでいいチームワークなのかな、と。自分たちのやりたい放題、言いたい放題ですからね。そんな感覚でいられる現場は…ないですよね?(笑)
――映画公開翌日に放送されるスペシャルドラマ「―運勢編」でも、ファンが喜ぶ小ネタがいっぱいありますよね。
そうですね、「ザ・ベストテン」のパロディー風の場面では、黒柳徹子さんのまねをするためカツラを着けて、かわいい格好もさせてもらいました。そこは女性スタッフがみんな「かわいい~」って言ってくれて、女子ウケが良かったですね(笑)。
あと、とにかくボクちゃんが痛めつけられてるのが好きっていう人も多いみたいなので(笑)、ボクちゃんにいつものごとく「ワシャワシャ」やるのも楽しかったですよ。織田梨沙ちゃんが演じる新メンバー・モナコはスペシャルドラマにも登場します。私は今まで男性の中に女一人だったので、女性メンバーが増えるのがうれしくて。特に、モナコは直属の部下役なので、スペシャルではダー子と彼女の関係性も見どころです!
取材・文=magbug
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