<白い巨塔>財前(岡田准一)と東(寺尾聰)の師弟関係が崩壊…!? 波乱の教授選が幕を開ける

2019/05/23 07:00 配信

ドラマ

第二夜あらすじ


「白い巨塔」第二夜場面カット(C)テレビ朝日


財前は、誤診した医学部長・鵜飼裕次のメンツを保つため、教授の東にすい神経内分泌腫瘍の患者の執刀を依頼する。開腹してみると癒着が激しく、手術は長時間に及び、焦りと疲労で東は意識もうろう…。財前はそんな東の様子を冷ややかなまなざしで見詰めていた。

その時、東が誤って患者の動脈を傷付けてしまう。大量出血に騒然となる手術室の中で、1人ぼう然とする東。財前は、術前CTの見落としを指摘し、まるで待っていたかのように手術を続行する。

東の自尊心を粉々にした財前と、屈辱に耐えるしかない東。これで、教授選で対立しつつあった2人の決別が決定的なものとなる。また、この様子を見ていた里見も、教授の座に固執するあまり、どんどん良心を失っていく同期の財前に複雑な思いを感じていた。

そんな中、教授選に向けての裏工作も激化していた。なんとしてでも財前を教授にしたい義父・又一は、鵜飼を取り込むために財力にものを言わせて暗躍。

一方の東は、東都大学の船尾徹(椎名桔平)と共に、金沢国際大学の教授・菊川昇(筒井道隆)を教授選候補に擁立するため奔走していた。

また、財前は票獲得のために、脳外科教授・野坂奈津美(市川実日子)に接近。ひょうひょうとどっちつかずの態度を続ける野坂だが、立候補者選考委員会で、財前と菊川の他にもう1人候補を立てることを提案する。

そして迎えた教授選の投票日――。突然、東が棄権を表明する。さらに得票数が過半数に満たず、後日あらためて財前と菊川の決戦投票が行われることになる。

黒い欲望が渦巻く教授選はさらに混沌を極め、裏工作も激化の一途をたどることに。相変わらず真意のはっきりしない野坂、出世に目がくらんだ医局員たちの暴走など、決選投票を前に財前の足元をすくう事態が勃発。しかし、これは波乱の幕開けでしかなく、さらに過酷な運命が財前を待ち受けているのだった。