5月22日から5夜連続で放送されている岡田准一主演のドラマスペシャル「白い巨塔」(夜9:00放送、テレビ朝日系)。
山崎豊子不朽の同名小説を原作に、物語の設定を2019年に置き換え“令和最初の大型ドラマ”として復活した本作は、岡田演じる浪速大学医学部第一外科・准教授の財前五郎が、自身の悲願である“教授の座”を目指してなりふり構わず邁進していく姿を映し出す。
今回は第一~二夜の振り返りとともに、5月24日(金)放送の第三夜の見どころを数々の場面カットと合わせて紹介する。
腹腔鏡手術のスペシャリストとして医学界に名をはせる浪速大学医学部第一外科・准教授の財前五郎(岡田准一)は、義父である財前又一(小林薫)の強大な財力と政治力を最大限に使い、“浪速大学医学部第一外科教授”という悲願に向けてさまざまな工作を開始。そんな中、同期である第一内科・准教授の里見脩二(松山ケンイチ)から、胃がん再発患者のカルテを見せられた財前は誤診を指摘する。
即座に執刀を申し出るが、誤診をしたのが浪速大学医学部長の鵜飼裕次(松重豊)だと分かった途端、翻意する財前。教授選を見据えて、上層部に盾突くようなことは避ける財前に、里見は非難の目を向ける。だが、程なくして財前は里見にその患者の手術決行を宣言。患者の命を救い、誤診をした鵜飼のメンツも保つため、執刀を東に依頼。数々の謎を孕む中、第一夜は幕を閉じた。
そして第二夜では、財前が依頼した手術で、教授・東貞蔵(寺尾聰)は致命的なミスを犯す。ここぞとばかりにフォローした財前が、東の自尊心を粉々にしたことで、2人の決別は決定的なものとなった。
教授選を前に、東は財前を推薦するのをやめ、東都大学の船尾徹(椎名桔平)と共に、金沢国際大学の教授・菊川昇(筒井道隆)を擁立するため奔走。一方、財前と義父・又一は財力にものをいわせ、票獲得のために教授陣の取り込みを開始する。
出世に目がくらんだ医局員たちが暴走するなど、裏工作が激化の一途をたどる中、醜い争いを目の当たりにした患者を第一に考える里見は、医者としての良心を失っていく同期の財前に複雑な思いを抱く。
そして迎えた教授選の投票日――。突然、東が棄権する。さらに、得票数が過半数に満たず、あらためて財前と菊川の決戦投票が行われることに。
どちらにつくと有利か計算する教授たちの思惑も入り乱れ、教授選の行方はさらに混迷を極める状況に…と、決選投票を目前に第二夜は終わった。
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