第四夜では、容態が急変した庸平(柳葉敏郎)が死亡。死因が肝不全だと聞いたよし江(岸本加世子)と息子の庸一(向井康二)は納得ができず、そんな2人に里見(松山ケンイチ)は病理解剖を勧める。
病理学科教授・大河内恒夫(岸部一徳)の解剖の結果を受け、よし江と庸一は財前を医療ミスで訴えることを決意。財前は裁判で裁かれることとなる。
よし江たちが弁護士・関口徹(斎藤工)と共に無謀とも思える裁判に臨もうとする一方、財前、そして浪速大学病院側は国平幸一郎(山崎育三郎)を代理人に立て、破格の金額をチラつかせながら示談を持ちかける。
さらに、裁判を有利に進めるため財前は、庸平の担当医だった柳原(満島真之介)にカルテの改ざんまで持ちかける…。
自身の大学病院での立場と将来、そして医師としての良心のはざまで苦悩する柳原。欲望にまみれた裁判の行方とは…そして、野望を果たした財前に、過酷過ぎる運命が待ち受ける。
教授選で勝利した財前が人生の絶頂を迎える。ある日、糖尿病の薬を見直したいという繊維問屋の庸平が里見のもとを訪れる。検査を重ねるうち、すい臓がんを疑い始めた里見は財前に相談、執刀を依頼する。
財前は招待されたドイツの学会に出発するまでに手術をすると宣言。担当医の柳原が懸念した検査も行わず、いざ始まった手術中にも生検を勧める柳原を一蹴する。
手術は無事に終了したかに見えたが、佐々木の容態が急変。そんな中、財前は招待された学会に出席するためドイツへと旅立つ。
教授選に打ち勝った財前の前に暗雲が立ち込め…物語はますます加速していく中、第三夜は終わった。
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