――ポチママはポチを溺愛しているという訳ではありませんが、それでもポチとコミュニケーションは図っていたのでしょうか?
もちろんです。ポチは今回のワンちゃんたちの中でも、年齢的にもお仕事のキャリア的にも上で、肝の据わり方が違いました。
なので、最初に「よろしくね」と言った時にも、「あ、はあ」と軽くあしらわれた感じだったんです(苦笑)。目も合わせてくれなくて、最初は寂しかったです。あたるくんとかは愛嬌(あいきょう)があるんですが、ポチは達観している感じで。
でもだんだんと、過剰に人と距離を縮めようとしないところがかわいいなと思えてきて、ポチも徐々にかる~くしっぽを振ってくれたりするようになったんです。
――ツンデレタイプなんですかね?
いい感じの。撮影も後半になってきたら、ハイタッチもしてくれるようになりました。健康的な距離の詰め方というか、関係を育んでいった感じがあります。
――本作のドラマもそうですが、ここ数年でテレビドラマへの出演がぐっと増えました。周囲の反応は違いますか?
はっきり違います。これまで私は映画をやらせていただくことが多かったので、あまり感じていなかったのですが、去年辺りからテレビドラマをちょこちょこやらせていただくようになって、やっぱり影響力がすごいなと。
スーパーで買い物をしていたら話し掛けられたりして。毛玉のいっぱい付いたジャージーにキャップをかぶって野菜を買っていたら、女の子たちがこそこそ話していて、スーパーを出たら話し掛けられたんです。
「役者、目指してるんです!」ってとてもかわいらしい感じで。うれしかったですが、すごい格好をしていたので、恥ずかしかったです(笑)。
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