<麒麟がくる>谷原章介「戦国時代はいいんですよ」と絶賛の理由は?【新キャスト会見コメント後編】

2019/06/18 20:25 配信

ドラマ

大河ドラマ「麒麟がくる」の新たな出演者が発表された撮影=阿部岳人

眞島秀和(光秀の生涯の盟友・細川藤孝[幽斎]役)


そうそうたる役者陣の中の一員として立たせていただけること、大変光栄に思っております。

細川藤孝という人は、一流の文化人としての側面もあり、自分にとってはまた一段とハードルの高い役柄だなと思っておりますが、最後まで一生懸命務め上げたいと思っております。

吉田鋼太郎(主に畿内を中心に勢力を広める戦国武将・松永久秀役)


僕自身が歴史好きで、戦国時代が特に好きなんです。明智光秀に対しては、割と皆さんおっしゃらないので言っちゃいけないことなのかなと心配になるんですけど、「どうして信長を裏切ったのか」「どうして本能寺の変で信長を討とうと思ったのか」というのは本当に謎のベールに包まれているし、そういう史実があったとしても、光秀の心情がどうしてそうなったのかという部分にものすごく興味があります。

時代劇というのは歴史上の登場人物が実際の人物として現れるもの。今回、長谷川くんが信長を裏切る時の光秀をどう演じていくのか、見る側としても興味があります。

松永久秀に関しては、僕が親しい人間に「松永久秀をやるんだ」と打ち明けますと、ほとんどの人間が知らないんですね。

信長や秀吉、家康のような突出した歴史の中の有名な人たちと比べれば知名度は低いんですけど、なかなかあくの強い、個性の強い人物で、最後まで信長に盾を突くというなかなか気骨のある役です。

これまでの戦国時代を描いた時代劇の中では登場してこない、クローズアップされていない人物なので、そういう意味ではいろんなことが試せるのではないかと。

また、時代劇の難しさなんですけど、信長なら信長のイメージを皆さん持っていらっしゃるんですね。

僕も「真田丸」(2016年、NHK総合ほか)に信長で3話ほど出させていただいたんですけど、「あんな信長いないだろ」「あんな鼻の低い信長いないだろ」みたいな意見もありました。

皆さんいろんなイメージを持っていらっしゃる。松永に関してはイメージをなかなか持つまでに至っていないので、ある意味ではやりたい放題やれるのではないかと。

ただ逆にコアなファンもいらっしゃると思うので、その方々の期待を裏切らないように、さらに上を行くような松永を作っていかないと、と思います。