“教場”と呼ばれる警察学校の教室。冷酷無比な教官・風間公親(木村拓哉)が務める初任科第198期短期課程の教場では、生徒たちが日々、早朝6時起床から激しいトレーニングにさらされている。何より厳しいのがルール厳守。その行動は、常に監視体制に置かれ、誰かのミスは連帯で責任を負う。
「警察学校は適性のない人間をふるい落とす場である」と考える教官・風間は、生徒がトラブルを抱えた途端、退校届を突きつける非常な男だ。そんな辛苦ともいえる究極の試練が待ち受ける警察学校には、さまざまな背景を持つ生徒たちがさまざまな動機で集まってきている。
また、警察学校という閉塞(へいそく)した極限状態で生徒たちが抱える葛藤もさまざま。教場という名のサバイバルゲームを生き抜くため、生徒たちの秘密と思惑が渦巻く中、窃盗、薬物、ガス中毒、傷害といった事件が次々と巻き起こっていく。
“風間教場”のクラスメートは30人。果たして何人が最後までふるい落とされずに生き残り、誰が卒業証書を手にすることができるのか。さらに風間は、生徒たちが起こすさまざまな事件、複雑に絡み合った真相をそれぞれ解決していくことはできるのか。
そして、生徒たちに非常識ともいえる謎の試練を与え続ける風間の真の狙いとは。
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