洋館が本当にずっしり重くて、でもなんだか温かい空気が漂っていて、ほのぼのとした4人組になったなという印象です。ちょっと洋館をのぞいてみたくなるような雰囲気が出た気がします。ありえなさそうな4人ですが、なぜかいつもリアリティーにたどり着くという流れがあって、不思議な構成の家族形態になっていることも新しいなと思うし、興味深いところだと思います 。
台本を読んだ時は、女4人が別々のキャラクターで世代も違うので、あの家に住んでどうなるのかなという興味がありました。この作品は今のドラマの中ではちょっと変わった切り口で、おとぎ話のように感じます。どんな声が届くのか楽しみにしています。本当に楽しみにしていただけたらうれしいです。
すばらしいキャスト、スタッフの皆さまが、心を込めて丁寧に作ってくださったドラマです。真面目に愉快に日々を生きる、ちょっとダメでいとおしい人たちの暮らしを、ぜひのぞいてみていただければ幸いです。「こういう人、身近にいるなあ」と感じられる登場人物がきっといると思います。風情のある洋館や、途中から登場する○○も見どころのひとつです。どうぞお楽しみに!
三浦しをんさんの素晴らしい原作の下、顔触れだけでワクワクするような、凄い女優が4人も集って下さいました。原作の登場人物たちが、血と肉を持った存在として立体化され、笑ったり、泣いたり、けんかしたりしている日々の重なりは、いつまでもいつまでも、ずーっと見ていたいような、愛しさにあふれています。プロデューサーとして、撮影現場で4人のお芝居を目の当たりにするのは、まさに冥利に尽きる至福の時間でした。かつてテレビの王道だったホームドラマも、時代の移り変わりとともに、その形を変えてきました。そんな中、本作は母娘と他人の女性2人が一つ屋根の下繰り広げる、新しい感覚のホームドラマです。どうぞご期待下さい!
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