<いだてん>上白石萌歌、7キロ増で挑んだメダリスト役に「生き様を自然と落とし込んでいけるんだ」

2019/08/18 08:00 配信

ドラマ インタビュー

前畑秀子を好演している上白石萌歌(C)NHK

前畑役は「祖母に孝行できたかな」


――上白石さんは今回の出演が決まる前から前畑さんのことはご存知でしたか?

はい。私の祖母が水泳をしていて、祖母に「前畑秀子さんを演じることになりました」と報告したらすごく喜んでくれました。

前畑さんは祖母がオリンピックを見ていた時代にものすごく輝いていらっしゃった方だと思うので、そういった意味では祖母に孝行できたかなと思います。

――水泳がお得意なおばあさまからは、当時何かアドバイスなどはもらいましたか?

大会に出場できるような腕前ではなかったのですが、小学生の頃に水泳を習っていて、その練習をよく祖母が見に来てくれていたんです。

平泳ぎをしていたら祖母に「伸びが足りない!」って注意されて(笑)。厳しいなって思いましたね。

――小学生の頃におばあさまがアドバイスくださっていたということですが、それは前畑さんを演じる上でも生きましたか?

前畑さんの泳ぎは今とは違うので、あまり伸びちゃいけないんです(笑)。伸びというより瞬発力でガンガン進んでいく感じでした。むしろ最初に伸びを意識して練習していたら、「そうじゃないよ」って言われました(笑)。

前畑さんの当時の映像も拝見したのですが、飛び込みの速さもやっぱり一人だけ全然違うんです。そういった映像は泳ぎのヒントになりました。

――もともと水泳はお好きだったんですか?

小学校3年生くらいまですごく苦手でした。始めたきっかけが「おばあちゃんがあんなに泳げるのに、私はなんで泳げないんだろう?」と思った時にすごく悔しくなって…。

そして、小学校4年生になった時におばあちゃんに「私も水泳がやりたい」って言って同じスイミングスクールに通わせてもらって、夏の強化練習とか行っていました。