サイモン・スティーヴンスの「FORTUNE」のワールドプレミアを東京で演出できる機会に恵まれたことをとてもうれしく思っています。
私にとって日本での最初の演出作品で、森田剛さんをはじめとするこの素晴らしいキャストの皆さまとご一緒できることを本当に楽しみにしています。
「FORTUNE」という、一筋縄ではいかないけれどやりがいがあり、驚きに満ちたダイナミックな戯曲にアプローチするに当たり、この日本と英国の創作におけるコラボレーションというのは完璧な組み合わせだと思います。
この作品の核となる物語は、自分の一番深い欲望をかなえるために魂を売る男を描き、その喜びと恐怖を描きます。
勝利から破滅へと進んでいくフォーチュンの物語を追いながら、魔法のような変化を見せて常に驚かせるような作品になることを願っています。
ダイナミックなデザインと照明、音、音楽そしてキャストの皆さんの確かな力で、ますます地獄と化していくロンドンの鮮明で忘れがたい姿を描き出せたらと思っています。
剛さんのように、演技の幅とそして深みのある俳優とご一緒できることもとくにうれしく思っています。この役は、俳優にとって、とてつもないやりがいがあると同時にとてつもないチャレンジです。
剛さんと一緒に、フォーチュンの衝撃的で圧倒的な物語を一緒につむいでいくのを楽しみにしています。観客の皆さんが決して忘れることができないような、そんな物語を。
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