2019/10/20 10:54 配信
――パリで撮影の時間以外はどんなふうに過ごされたんですか?
木村:パリではありがたいことに毎晩、京香さんと食事をご一緒しまして。もちろん食事も会話も味わっているんですけど、気付くと、『お店の照明どうしよっか?』『やっぱナイフ、フォークはこういうのだとうれしいよね』という話になってて。鈴木京香さんと木村拓哉で食事をしつつ、会話の中身は完全に倫子さんと尾花になってましたね。
鈴木:そうですね(笑)。木村さんと話していると、作品にまつわるアイデアがどんどん飛び出して、素敵なレストランが本当に一軒できるんじゃないか!?という気分になりました。
木村:作品の中でではあるけれど、僕自身、本気でお客さんを迎え入れてもおかしくないような料理や空間、サービスをイメージしているので。というか実際、そういうお店がこれを機につくれたらいいな(笑)というぐらいの気持ちで今はいます。
それとパリでは、あき時間にマルシェにも行きました。スタッフさんたちがお土産を買いにマルシェに行くのについていったんです。で、「何がいいですかね? お土産」って聞かれて、「バルサミコとか、面白い容器のやつあるよ」とか「こんな入れ物のオリーブオイル、可愛くない?」とかいってるうちに、気付いたらスタッフのお土産をほとんど僕がアレンジしてました(笑)。
鈴木:私も木村さんからおすすめのチョコレートをいただいて。おいしかったです! そんなふうに、まず旅からご一緒して作品に入れたというのは、現場の空気的にも、作品や役への馴染み方としても、都内で撮影が始まるのとは全然違うなと感じました。
非日常感と、ある種の開放感がありながら、この作品をどうよくしていくか? に集中できる旅からご一緒して作品に入れたのは本当によかったです。
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