「もし娘がいたら、絶対映画館に見に行ってる!」宇宙人ハンター役・片桐仁が語る「映画スター☆トゥインクルプリキュア」の魅力

2019/10/30 12:00 配信

アニメ インタビュー

「プリキュアの“王道感”、“お約束感”は、東映のお家芸なのかなと」


片桐仁(かたぎり・じん) : 1973年11月27日生まれ、埼玉県出身。舞台「鎌塚氏、舞い散る」が、11月22日(土)~12月11日(水)、東京・本多劇場を皮切りに全国6都市で上演予定


──片桐さんから見て、16年の長きにわたって続いている「プリキュア」シリーズの一番の魅力は、どこにあると思われますか?

片桐仁:やっぱり、子ども向けのアニメとして“王道”なところじゃないですかね。

例えば、「仮面ライダー」って、シリーズを重ねていくうちに、いろいろ奇をてらって、ちょっとやり過ぎなところも出てきたりするじゃないですか。そこがまた僕ら大人のファンにはたまらないんですけど(笑)。その点「プリキュア」は、一応女の子向けですけど、ストーリーも奇をてらわず、男の子でも全然楽しめる展開ですし、戦闘シーンなんかもすごくかっこいいんですよね。今の男の子向けのアニメって、逆にあそこまで王道のアクションシーンは少ないんじゃないかな。

あと、主人公のキャラが必ず自分の名前を名乗ったり、必殺技を繰り出すときに技の名前を言ったり。あと、技の名前を言ってる間、敵がちゃんと待ってくれてるのもいいですよね(笑)。そういう王道感というか、お約束感は、時代劇や特撮ヒーロー物を作ってきた東映のお家芸なのかなと。

今回の映画も、不思議な生き物との間に友情が芽生えて、それを狙う悪いヤツらが現れて、一回負けそうになるんだけど、最後は歌の力で暴走を食い止める…っていう、ベタなんだけど、だからこそ骨太なストーリーになっていて。面白くならないわけがないんですよね。「プリキュア」のことを知らなくても絶対に楽しめますよ。

──「プリキュア」の劇場版と言えば、映画館で観客の子どもたちがミラクルライトを振って、プリキュアを応援するという、今流行りの“応援上映”の先駆け的な作品でもあります。

片桐:そうみたいですね。見るというより、“参加する”という感覚ですよね。しかも親子で参加できるっていう。

冒頭から「映画を見に来てくれて、ありがとう」っていうセリフで始まるし、途中で「プリキュアがやっつけられちゃうかも」ってハラハラさせておいて、子どもたちの「頑張れ~!」の声で逆転する、みたいな展開もあるし。もはや、れっきとした“ショー”なんですよね。僕も、もし娘がいたら、絶対に映画館に見に行ってると思います。

――では最後に、「映画スター☆トゥインクルプリキュア 星のうたに想いをこめて」を楽しみにしている皆さんへ、メッセージをお願いします。

片桐:本当に心が洗われますし、見終わった後に、すがすがしい気持ちになれる映画です。老若男女を問わず、多くの方々に見に来ていただけたらうれしいです。

「ベタだけど、だからこそ骨太なストーリー。面白くならないわけがない」と片桐仁も絶賛する「映画スター☆トゥインクルプリキュア 星のうたに想いをこめて」(c)2019 映画スター☆トゥインクルプリキュア製作委員会