山田孝之が主演を務める映画「ステップ」が、2020年4月3日(金)から全国公開。その主題歌が、秦 基博の書き下ろしの新曲「在る」に決定した。
「ステップ」は、「とんび」や「流星ワゴン」など、大切なものを失った家族が再生していく姿を描いてきた小説家・重松清による作品。
妻が先立ってから1年、再出発を決意した主人公とその娘が、彼らを取り巻く人たちとの交流の中で成長していく姿を描いた感動作が、連載終了から約10年の時を経て待望の映画化となる。
亡き妻を思い続け、不器用ながらも一歩一歩、ゆっくりと歩んでいく“のこされた人”の10年間の足跡。それは、誰もが心の奥底にある「家族」や「命」に関する経験を刺激し、共感を呼び、胸を打つ。
主人公・健一役の山田は、久々に実年齢とも重なる等身大の男性で、初のシングルファーザー役。娘の美紀を育てながら、自身も成長していく様を体現している。
そして、健一や娘を温かいまなざしで応援する登場人物として、國村隼、余貴美子、広末涼子、伊藤沙莉、川栄李奈ら豪華俳優陣が集結。
監督は「虹色デイズ」(2018年)、「笑う招き猫」(2017年)、「大人ドロップ」(2014年)などを手掛けた飯塚健が担当する。
主題歌は秦の書き下ろしの新曲「在る」。“大切なものを失った者たちが新たな一歩を踏み出すために、背中を押してくれる”珠玉のバラードとなっている。
楽曲について、秦は「誰か“が”いたこと。誰か“と”いたこと。その人が、自分が、存在するということ。その意味を考えながら作った曲です。映画とともに、この楽曲が皆さんに届けば幸いです」と話す。
また、飯塚監督は「映画を見終えて、初めて聞く歌声。秦さん以外には考えられませんでした。頂いたデモは、映画のカットを1つ1つ、隅々まですくい取って書かれたものでした。無理に進まなくてもいいんだ。ゆっくりでいいんだ。止まってしまった時間を肯定してくれる、背中にそっと寄り添ってくれる歌でした」とコメント。
さらに、「2時間の旅を締めくくるにふさわしい歌を書いていただき、感謝の気持ちでいっぱいです」と語った。
なお、「在る」は12月4日(水)より先行配信され、12月11日(水)発売のアルバム『コペルニクス』に収録される。
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