――キャラクターの切り替えは大変でしたか?
「どちらかというと、自分は感覚で動くタイプなので、段取りの段階から自由にやらせてもらっていました。例えば、僕の中でドリーは唯一無二の絶対的な存在にしたいと思っていたので、セリフまわしや雰囲気に少しだけ猟奇的な感じを入れてみたり。シンタロウがホストになって、そこから貴族と名乗るようになっても、この映画だったらいい意味で何でも許されると思ったし、観客の方にとっても、そこが刺さるポイントなのかなと思ったので、僕もキャラが切り替わることを楽しんでました。ドリーなら何をやっても、“ドリーだから”で成立するので、とても演じやすかったし、面白かったです」
――「俺、100%世界をドリーにしちゃうから」「幸せになれる魔法をかけてあげるよ」など、女子がキュンキュンしちゃうこと間違いなしのセリフが満載ですが、照れくさくはなかったですか?
「僕、お芝居となると、どんな役でも自然と何でも言えるので楽しんで演じてました。演じる側が狙ってしまうと面白くなくなるので、真面目にやる。とにかく狙わないようにしようと心掛けていました」
――NGを出すこともなかったですか?
「笑い出してNGになったのは、加藤諒くんがセリフ中に普通にくしゃみをして、鼻水を出しちゃったとき(笑)。くしゃみをして、鼻水を出してもそのまま芝居を続けるんですよ。さすが俳優さんだな~と思いつつも、さすがに笑っちゃいました」
この記事の関連情報はこちら(WEBサイト ザテレビジョン)