“強烈キャラ”に“壮絶バトル”…鈴木おさむ脚本「M 愛すべき人がいて」で脳裏に蘇るあの“狂気”ドラマ

2020/03/31 18:01 配信

ドラマ

「M 愛すべき人がいて」(C)テレビ朝日/AbemaTV


安斉かれん三浦翔平がダブル主演を務める土曜ナイトドラマ「M 愛すべき人がいて」(4月18日(土)スタート、毎週土曜夜11:15-0:05、テレビ朝日系/AbemaTVでも配信)が早くも注目を集めている。日本を代表する歌姫の知られざる過去を映像化した本作だが、注目を浴びる理由はそればかりではない。徐々に明らかになってきた作品の概要からは、鈴木おさむ脚本ならではの狂気に満ちたドロドロ展開の匂いが漂っているのだ。

“クセ者”ぞろいの共演陣


本作は、歌姫・浜崎あゆみが誕生するまでに秘められた出会いと別れを描く小松成美氏の同名小説を映像化。鈴木おさむ氏がドラマならではの彩りを加え、壮大なスケールで連続ドラマ化する。歌手を夢見て福岡から上京してきたアユ(安斉)と、のちにレコード会社「A VICTORY」を設立し日本の音楽史を塗り替える稀代のプロデューサー・マサ(三浦)が育んだ愛の物語だ。

だが、このドラマが純愛ストーリー以外の側面も持つことが徐々に明らかになってきた。アユとマサを取り囲むキャラクターが、異様な雰囲気を放っているのだ。

マサの秘書・姫野礼香役はフリーアナウンサーの田中みな実。眼帯姿のビジュアルがすでに非日常感たっぷりだが、出演について「狂気を感じるほどにマサを愛し、一番の理解者でありたい、所有したいという気持ちが増幅して思わぬ行動に出る礼香の奇行にご注目いただければ」「こんなに意地悪な役は初めて…新たな自分を発見できたら面白いなと思っています」とコメント。狂気、所有、奇行…すでにアブノーマルな気配たっぷりだ。

さらに、“クセ者”キャラを演じたら右に出る者のないベテラン俳優陣も顔をそろえた。上京したアユが所属する事務所の社長・中谷役に高橋克典。そして最大にして最凶の敵、「A VICTORY」社長・大浜役は高嶋政伸が演じる。

高嶋は撮影について「三浦さんとは初日の1シーン目から顔の距離が6センチくらいの近さで激しく対立しました」と語り、「辞任に追いやるまでいろんな計略を巡らせます」と、やる気をみなぎらせる。