――「攻殻機動隊 SAC_2045」は3DCGで描かれていますが、苦労されたことなどありましたか?
大塚明夫:大変でしたよ! スーツを着て、顔にいろいろ付けて、動き回ってアクションすると息が上がっちゃう…。
山寺宏一:やってないでしょ! 大塚さん!(笑) 声だけ! モーションキャプチャのアクターさんじゃないから!
でも今回、モーションキャプチャを担当されたアクターさんの声も録音してるんですよ。その方々の動きをベースにアニメーションが作られているから、声を参考にすることもできるんです。キャラクターに寄せて話してくれていて、口は合わせやすいんですが、その方々の芝居に引っ張られてしまう部分もあるから、聞かない方がいい場合もあるんですけど。これも通常のアフレコとは違う部分ですね。
田中敦子:確かにそうでしたね。
山寺:何役かを一人で演じているモーションキャプチャのアクターさんもいるんだけど、その方はちゃんとキャラクターによって芝居を分けてくれていて。
――ところで皆さん、もし自分の体を義体化できるとしたら、どこを義体化したいですか?
山寺:僕は声帯ですね。どんどん衰えてくるし。お酒飲んで、話したり歌ったりするの大好きなんだけど、一発でやられるからね。大人しくしないといけないんだけど(笑)。とにかく、いくら勢いよくやっても大丈夫なような声帯が欲しいね。声帯さえなんとかなってれば、ずっと仕事できるじゃないですか。僕、ずっと仕事したいんで! でも、義体化してしまうと「それは自分なのか?」という疑問もありますけど。
田中:私は、ビジュアルまで変えようというわがままは言いませんので…(笑)、俊敏に動ける体が欲しいです。素早く走ったり…そんな感じですね!
大塚:僕は脳かな。ハイスペックな脳があれば…そうすればだいたい大丈夫じゃないですか。
山寺:疲れるよー、ハイスペックだときっと! 緩くなってるくらいでちょうどいいって。
大塚:その方が楽かな?
山寺:そうだよー、いろんなこと分かっちゃうとさー。
大塚:じゃあ、やめようか(笑)。
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