連続テレビ小説「エール」(毎週月~土曜朝8:00-8:15ほか、NHK総合ほか※土曜は月~金曜の振り返り)で、古山裕一(窪田正孝)の弟・浩二を演じる佐久本宝(さくもと・たから)に注目が集まっている。6月12日の放送では、父・三郎(唐沢寿明)と本音で語り合うシーンで子どものように泣きじゃくり、視聴者の涙を誘った。(以下、一部ネタバレが含まれます)
裕一(窪田正孝)が福島の家族と改めて向き合う姿が描かれた第11週「家族のうた」。浩二は、久々に実家に帰った裕一に冷たい態度を取り続けた。
兄と違って自分には何も取柄がないというコンプレックス、兄さえ出ていかなければ店を潰すことはなかったかもしれないという恨み、兄ばかりが父に愛され期待されているという妬み…浩二は、そんな感情に囚われ続けていた。
だが、三郎に「おめえにはさんざん苦労かけて悪かったな。店継いでくれた時は、腹の底から嬉しかった」「喜多一を継いだやつがこの家の主だ。この家も、土地も、全部おめえが引き継げ」と心からねぎらいの言葉をかけられ、嬉しさで大粒の涙をこぼした。
ずっと“家族のため”の人生を歩んできた浩二が報われたこのシーンに、視聴者からは「浩二、本当によかった」「浩二の思いに涙が止まらなかった」といった声が集まり、演じる佐久本にも大きな注目が集まった。
佐久本宝は、1998年7月22日生まれの21歳。
沖縄県うるま市出身で、演技の才能を早くから開花。15歳だった2013年から高校卒業する2017年3月まで、うるま市の中高生によって引き継がれてきた舞台「現代版組踊・肝高の阿麻和利(きむたかのあまわり)」で主役の城主・阿麻和利役を務めた。
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