僕は幕末の時代を生きた人たちの命の使い方に学ぶ事が多くあります。例え過激であったとしてもこの国を想う力。綺麗い事ばかりではないからこそ、成し得たことや、常識とされる道から逸れて初めてわかる筋道があったと思います。
過去の歴史は今に影響します。だからこそ、史実をもとに過去の時代を演じることに、しかも幕末から昭和初期を役で生きられる事に身が引き締まる思いです。楽しみです。これからの世代へ、そして今の時代を生きるみなさまへの日々の励みになるような作品を目指したいです。
男性社会の時代を生きた女性を大森さんがどのように描いてくれるのかとても楽しみです。よしという役を楽しみながら大切に演じたいと思います。
近代日本の基礎、経済的な成り立ちを確立した渋沢栄一、その栄一の兄貴的存在である尾高惇忠を演じます。江戸から明治への激動の時代。その時代の熱、そして尾高惇忠の国の将来を思っての行動、生き方を、史実に忠実に、時にドラマチックに表現して、その熱をお伝えできればと思っています。
大河ドラマへの参加は、1998年の「徳川慶喜」、2007年の「風林火山」以来となりますが、1年間、突っ走りたいと思います。
愛と周囲の人との調和や関係性があってこその人生。「できるだけ多くの人に、できるだけ多くの幸福を与えるように行動するのが、我々の義務である。」と語った渋沢栄一の想いを胸に、キャスト・スタッフ一丸となって、新しい時代への道を開拓していけるよう、心身ともに健康ではつらつと撮影に臨みます。
時代の変わり目に生きた方々の力を借り、時代の変わり目に生きる我々が、時を超えて愛で繋がり、未来への光を灯すような大河ドラマにするために。
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