――今回からは第6係の新係長・国木田(谷原章介)と、古賀の側近・宗像(皆川猿時)という新レギュラー陣も加わりました。どんなキャラをどう配置するか、色々考えられたかと思うのですが…。
そうなんです。ただ、谷原さんは一度「未解決の女」のドラマスペシャルに出てくださっていますし、谷原さんならこの世界観を楽しんで、一緒にやってくださるんじゃないかな、と。すごく信頼して書かせていただきました。
皆川さんに関してはSeason1の執筆中に「もっと古賀さんが上司として、朋ちゃんや理沙さんとやり合うようにするには、どうすればいいだろう!?」と考えを巡らせたとき、「古賀さんがいつもしゃべれるような人に、側にいてほしいなぁ」という思いが湧いてきたんです。その役回りを今回、皆川さんにお願いしたのですが、時々ビックリするくらい(笑)、想像していた以上のキャラクターを演じていただきまして!沢村さんもさらに楽しそうに演じてらっしゃったので、ありがたかったです。
――大森さんは撮影現場にも行かれたそうですね。
私がまだ脚本を書いている途中で現場に行ったりすると、「まだ書けていないのに、なんで来てるんだ!?」という目で見られてしまう可能性がありますので(笑)、すべて書き終えた後…クランクアップの1週間前に1日ずつ、スタジオとロケにお邪魔したんです。現場では、ドラマにもにじみ出ているチームワークを感じました。
実は、Season1のときも1回だけ現場にお邪魔したのですが、そのときよりもさらに信頼関係が強まっている印象でした。スタジオに隣接した控え室でとても楽しそうに会話されている姿を見て、頼もしさを感じましたね!皆さん、大人な方たちが多いからなのか、はしゃいでるという感じではなく、落ち着いた様子で楽しそうに過ごしてらっしゃって…。まるですてきなサロンのようでした(笑)。
――メインキャラクターを演じる波瑠さんと鈴木京香さんの印象も、改めて教えてください。
波瑠さんはいつも堂々としてらっしゃるんですよね。「未解決の女」チームの中ではお若い方だと思うのですが、まぁ腹の座った立派なお嬢さんで、本当に頼りになる!私の脚本はどれもセリフが長い上に(笑)、今回は刑事さんのセリフなので専門的な用語も多いのですが、それも完全に自分のものにして発信されるので、「あさが来た」(2015年-2016年、NHK総合ほか)以来いつも全幅の信頼を置いております。
京香さんとは前回、そんなにお話する機会がなかったのですが、今回は京香さんの方から話し掛けてくださり、台本の感想なども教えてくださって…。その凛とした佇まいに見とれ、緊張してしまいました(笑)。現場でも劇中でも、そんなお2人のペア感はどんどん増していますし、シチュエーションに合わせてボケにもツッコミにもなる関係性というのはお2人だからこそ成り立っているのだな、と改めてありがたく思いました。
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