柴咲コウ「“あっという間だった”と言えるのは、毎日を積み重ねてきたからこそ」25年の眠りから覚めた“少女”役への思いを語る<インタビュー>

2020/10/09 12:00 配信

ドラマ インタビュー

「芝居を衝突させることになるのが楽しみ」


【写真を見る】儚げな雰囲気で座り込む柴咲コウ撮影=カノウリョウマ


また、望美は初恋相手の結人(坂口健太郎)とも25年ぶりに再会。優等生だった彼は小学校の教師になっていたが…。

「坂口さんとは初共演です。爽やかさを絵に描いたような青年という印象ですが、今回はそんな彼の違う部分が引き出されるような役柄。現場で芝居を衝突させることになるのが楽しみです。結人は10歳のときに思い描いた理想とは違うひねくれた生き方をしているけれど、望美からすれば憧れを抱いていた男の子。望美も未熟で、彼も彼で内と外のギャップがあって不安定。そのギャップが埋まってきたとき2人がどう対峙するのか。その展開が早く見たいです」

脚本は「○○妻」(2015年日本テレビ系)の遊川和彦。同作でも柴咲と組んだ遊川は、ヒロインに過酷な試練を与えることでも知られる。

「私は思ったことをストレートに言ってしまいがちですが、そこは遊川さんも同じタイプなので楽です。『何か下手くそだな』って言われて、『えええ!』となったことも(笑)。でも、『このやろ~』みたいな感じで向かっていける。最初に台本を読んで思ったのは、今の世の中は感染症の問題もあり、これまでの常識が覆るような閉塞感もありますが、そんな中、望美は生きる希望や情熱、明るさを感じさせ、かけがえのない存在になることを求められているのかなと…。そういう光のような役を演じるのはワクワクしかないです」

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