柴咲コウ「“あっという間だった”と言えるのは、毎日を積み重ねてきたからこそ」25年の眠りから覚めた“少女”役への思いを語る<インタビュー>

2020/10/09 12:00 配信

ドラマ インタビュー

第1話あらすじ


第1話の場面カット(C)NTV


幸せの象徴のような新築の一軒家・今村家。お遣いを頼まれ意気揚々と出かけた10歳の長女・望美はその日、自転車のブレーキが壊れているとも知らず坂道を飛ばしていた。しかし次の瞬間、コントロールを失った自転車は崖から大きく放り出される。

病室で目を覚ました望美の目の前に広がるのはなんと25年後の「現在」。実は事故の後25年間眠り続けた彼女は、母・多恵(鈴木保奈美)の必死の介護によって奇跡的に目を覚ましたのだった。しかし、明るく優しかった多恵は笑顔を見せない冷たい女性に、格好良かった頼れる父・進次(田中哲司)はパッとしない中年に、可愛かった妹・愛美(橋本愛)は不機嫌で刺々しい大人に変わり果てていた。そして望美自身は、心は10歳、体は35歳の“35歳の少女”である自分を受け入れられずにいた。

現在に馴染めないまま退院を迎えた日。多恵はお祝いにすき焼きを用意していた。実はすき焼きは家族にとって因縁の料理。まだ声の出せない望美を囲み、ある“秘密”を抱えたぎこちない家族の食卓が始まる。そこに望美の初恋相手・広瀬結人が訪ねてくる。

第1話の場面カット(C)NTV


第1話の場面カット(C)NTV


取材・文=小田慶子

関連番組